リマック最強のEVハイパーカー「コンセプト・ツー(C_Two)」の風洞試験がスタート。12月にはいよいよ実走試験に【動画有】

2020-05-27

「コンセプト・ツー(C_Two)」の風洞試験がほぼほぼ最終段階に

クロアチアの新興メーカであるリマック・オートモビリ(Rimac Automobili)の世界限定150台となる最新EVハイパーカー「コンセプト・ツー(C_Two)」の風洞試験に関するティーザー映像が公開されています。
今回のティーザー映像では、その複雑な風洞試験のプロセスを経ての最終段階に取り組んでおり、機能的なアクティブエアーコンポーネントやサスペンション、ブレーキ、ファン、ラジエータコア、回転ホイールの圧力降下等の分析を行っているシーンを確認することができ、加えてそのスタイリングもほぼ量産デザインが明確になっていると思われます。


改めて「コンセプト・ツー(C_Two)」のスペックを見てみよう

そんな「コンセプト・ツー(C_Two)」の最高出力は驚異の1,914ps、最大トルク2,300Nmを発揮するとのことで、前モデルとなる「コンセプト・ワン」よりも大幅なスペックアップとなります。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が1.85秒、0-200km/hの加速時間が4.3秒、そして最高時速は412km/hにまで到達します。
0-100km/の加速時間については、テスラ「ロードスターⅡ」が1.9秒、栃木発となる人材派遣・アスパーク「owl(アウル)」が1.92秒を記録していましたが、「コンセプト・ツー(C_Two)」が圧倒的な直線番長となりそうですね。

「コンセプト・ツー(C_Two)」は、「コンセプト・ワン」同様に独自のモーターにて駆動され、フロントには1速ギヤボックス、リヤには2速スピードギヤボックスを搭載しています。
電子モータに供給されるバッテリには、巨大容量と言われる120kWhが設けられ、液体冷却式の熱管理システムを採用しているとのことで、トラック走行などでの高速走行条件時にて冷却効果を高める機能を装備しています。
なお、バッテリフル充電の状態での航続可能距離は650kmとなっています(約30分にて80%もの急速充電が可能)。

なお、風洞試験がスケジュール通り進めば、来週の12月よりようやく実走テストが行われるとのことで、もしかすると何度か開発車両を目撃することがあるかもしれませんね。

【Rimac C_Two Aerodynamic Testing】

☆★☆リマック関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:INSIDEEVs