BMW「マニュアルを搭載するモデルはM4が最後になる。しかも最大2028年まで販売するだろう」

2020-05-27

BMWがMTについて(色んな意味で)熱く語る

既に絶滅危惧種の一つとなっているマニュアルトランスミッション(MT)ですが、これについてBMWのボードメンバー開発責任者あるKlaus Frohlich氏は、先日より開催のアメリカ・ロサンゼルスオートショー2018にて、「MTよりもパドル操作やオートマチックトランスミッション、デュアルクラッチトランスミッションの方が遥かに速く走ることができる。しかも非常に正確でスポーティなこの精度は、ニュルブルクリンクにてより顕著に表れることになる」と説明しました。


BMWは本気でMTの廃止を考えている

同氏の説明によると、ATよりもMTとエンジンの組合わせの方が開発費用は膨大となり、更にはクラッチの消耗比率も圧倒的にMTの方が高いとのことなので、低コスト且つ安全で長~く乗れるのはATであり、600Nmものとんでもないトルクを発揮するようなターボエンジンとMTを開発できるだけの時間と投資額が無いことから、これからもMTの開発を継続していくことは現実的ではないとかなり否定的になっているみたいですね。

付け加えると、MTは今後間違いなく消滅することになるものの、このトランスミッションを搭載するBMWの最後のモデルは「M4」になるとコメントしていて、更には次なる登場予定の次世代「M4」においてもMTをオプションにてラインナップすることを約束しています。
具体的なラインナップ期間としては、2027年もしくは2028年まで(約10年間)となっていて、このモデルを以てMTはラインナップされなくなる予定となっています。

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Reference:motor1.com