イタルデザインはこんな変態ミニバンも出していた。センターシート&BMW製V12搭載の1992年式「Clumbus」
もはや”ミニ”ではない奇妙なミニバン
イタリアのコーチビルダー・イタルデザイン(Italdesign)といえば、以前に日産「GT-R」をベースに共同開発した特別記念モデル「GT-R 50 by Italdesign」を公開しましたが、今回はイタルデザインが1992年に開発した奇妙なコンセプトミニバンモデル「Clumbus(コロンバス or コロンブス)」をご紹介。
エンジン大排気量&最高時速200km/h超えのスーパーカースペック
この個体は、全長ほぼ6,000mmの”ミニ”とは呼べないほどに巨大な7人乗りミニバンスタイルを持ち、エンジンには排気量5.0L BMW製V型12気筒エンジンをミッドマウントし、最高出力は300hpを発揮します。
駆動方式は四輪駆動(AWD)で、トランスミッションは5速MT、足元のホイールは20インチ大口径で、最高時速は210km/hにまで到達する当時ミニバンでは考えられないほどのスーパースペックを持っていました。
運転席はまさかのセンターシート
しかもこの個体、マクラーレン「F1/スピードテール」と同じようにドライバポジションがど真ん中に配置(つまりはセンターシート)され、インテリアはまるでリビングルームのような作りとなっています。
足元のホイールベースは、超ロングともいえる3,820mmを実現しているため、6人分のスペースや室内空間は非常に大きく確保され、最大9人分のシートを配置することも可能ですし、更にはひとりひとりがVHS(ビデオテープ)に接続されたモニタにてビデオ映像を見ることができる超絶ラグジュアリーなモデルでした。
なお、車名にも使われているColumbusは、イタリアの探検家であるクリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)氏の名前が由来となっています。
【#Italdesign columbus 1992】
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Reference:motor1.com