ホンダ・新型「インサイト(INSIGHT)」見積りしてみた。最低限のオプション設定しての400万超えは高い?安い?

2020-05-27

新型「インサイト(INSIGHT)」の見積もり内容を見ていこう

12月13日より発売スタートするホンダの4ドアハイブリッドセダン・新型「インサイト(INSIGHT)」ですが、既に価格帯も明確になっていたので早速見積もりを取得。
下記の関連記事にもまとめたグレード別の価格帯やオプション内容、主要緒元、オプション内容をもとに見積もりを作成しましたが、総支払額を見て高いか安いか、それだけの価値のある個体であるかを少し考えてみたいと思います。

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見積もりの前にグレード別の価格帯を見てみよう

今回発売する新型「インサイト」は、大きく3つのグレードに分けられます。
グレードは、ベースグレードとなる”LX”、中間グレードとなる”EX”、そして上位グレードとなる”EX・BLACK STYLE”となるわけですが、トランスミッションはE-CVTのみ、そして駆動方式は前輪駆動(FF)の一択のみとなります。これらを基にしたグレード別の価格帯は以下の通り。

”LX(ベースグレード)”:(税込)3,261,600円/(税抜)3,020,000円
”EX(中間グレード)”:(税込)3,499,200円/(税抜)3,240,000円
”EX(中間グレード)”+レザーシート選択:(税込)3,661,200円/(税抜)3,390,000円
”EX・BLACK STYLE(上位グレード)”:(税込)3,628,800円/(税抜)3,360,000円

上の価格帯の通り、”LX”と”EX”の価格差は237,600円”EX”と”EX・BLACK STYLE”の価格差は129,600円となります。っというか最低でも約326万円からのスタートとなります。
2013年最後にマイナーチェンジした「インサイト」でも198万円~262万円だったことを考慮すると、今回の新型モデルとの最高差額は約160万円。仮に安全装備が充実したとは言え、この価格アップは検討するうえでかなり考え込む価格設定ではありますね(因みに「アコード・ハイブリッド」(HYBRID EX:4,100,000円/HYBRID LX:3,850,000円)との差額もかなり小さくなっていることがわかります)。

新型「インサイト」の価格帯に戻りますが、”EX”にてレザーシートを選択した場合は、不思議なことに”EX・BLACK STYLE”の方が32,400円安くなります。そうなると、”EX・BLACK STYLE”にて追加装備されるボリュームを考えれば圧倒的に”EX”+レザーシートよりも、”EX・BLACK STYLE”を選択した方がお得になりますね(但し”EX・BLACK STYLE”はボディカラーが2色しか選択できないのが大きなデメリットになります)。

上の価格帯一覧と、カラーバリエーションを考慮して、今回は中間グレードとなる”EX”の見積もりを公開していきたいと思います。

”EX”の見積もりしてみた

実際の見積り内容は以下の通り。
先の通り、”EX”のみを見積りしています。

【新型「インサイト」見積もり詳細(税込)】

グレード:EX
ボディカラー:プラチナホワイトパール(+有料色)
内装色:ブラック(本革シート)

○車両本体価格:3,499,200円(※1)
(※1):本革シート(+162,000円)+有料カラー(37,800円)
●付属品(ディーラオプション):191,322円
[内訳]
・新車パッケージ(フロアマット+サイドバイザー+ナンバープレート枠+ホイールロックナット):91,422円
・トータルコーティング(外装+内装+下周りのサビ防止):97,200円
・ETCセットアップ:2,700円
○諸経費:154,046円(※2)
(※2):希望ナンバー(7,992円)+点検パック3年コース(41,040円)込み

総支払額:4,044,368円

総支払額は400万円超え、これって高い?安い?

総支払額は400万円超えとなり、同社「アコード」とほとんど差の無い高級セダンの価格帯となりましたね。
オプション費用は20万円以内に収まっていますし、諸費用もエコカー減税適用により15万円程度になっています。
ですが、車両本体がやはりかなり高額に設定されていることを考えてみると、感覚的に「これちょっと高くね?」と思ってしまうのが正直なところ。
値引きも”新型車”ということもあって殆どできないらしく、頑張っても端数を捨てて丁度4,000,000円(税込)にできるぐらいとのことです。

なお、新型「インサイト」の競合モデルとなる新型「プリウス」の見積もりもしていますが、オプションてんこ盛りでも400万円には到達しなかったことを考えると、やっぱりここは色々と考え込んでしまう部分になるのではないかと思います。

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既に現車を展示しているディーラも

新型「インサイト」の発売スタートは12月13日からとなっていますが、中には先行にて展示しているディーラもあるみたいです。
展示車の画像は、コチラの方から事前に許可を得てお借りしたものとなりますが、ボディカラーは有料色(+59,400円)となるプレミアムクリスタルレッド・メタリック。マツダのソウルレッドクリスタルメタリックに近い高級感のあるボディカラーですね。