スズキ・新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」で雪道を走る際は注意!特にLEDヘッドライト装備車はウォッシャーに気を付けろ!

2020-05-27

新型「ジムニー」だからこそ起きる大きな問題が

現在納車1年待ちが当たり前となっているスズキの新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」ですが、この個体をオーダーして納車待ちもしくは既に所有しているオーナーにとって大きな問題が直面しています。
それが、フロントLEDヘッドライトを装着しているモデル(XC/JC)にて豪雪地域等の寒冷地を走行する際、フロントヘッドライトに付着した雪がウォッシャー液では溶け落ちないという大きな問題が発生しているということ。

今回、約20年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型「ジムニー」のメリットでありデメリットでもあるLEDフロントヘッドライトは、HIDやハロゲンに比べて消費電力が少なく、発熱量も少ない為(全く熱をもたないわけではない)、ヘッドライトのハウジング部に付着した雪が溶けにくくなってしまったわけですね。

▽▼▽関連記事▽▼▽


既に採用のウォッシャー液では寒冷地では歯が立たない

実際にウォッシャー液を噴射したときの「ジムニー」のフロントヘッドライトがこんな感じ。
雪を落とすことができず、ウォッシャー液ごと完全に凍ってしまっていることが確認できますね。
実はこれ、予め「ジムニー/ジムニー・シエラ」に装備されるウォッシャー液に問題があるそうで、寒冷地に適したウィンター用ウォッシャー液に設定していなかったことが大きな問題だったと言われています。

こちらが、実際に「ジムニー」に付属している取扱説明書のスズキ純正ウォッシャー液の表になるわけですが、純正は恐らく原液を水にて薄めていた割合が1を超えていたのだと考えられます。
従って、水の割合を1以下もしくは原液のままにすることで凍結ならびに雪の付着を防止することができることになります。

割合を変えるだけで効果は一目瞭然!

実際にウォッシャー液を変更したものがこちらになりますが、明らかにヘッドライトのハウジングの雪の溶け方が違います。

先ほどのウォッシャー液変更前と比べると違いは雲泥の差ですね。
これから大雪が降る季節となりますが、LEDヘッドライトを装着する車両はこういった問題が多く多発するかもしれません。
ましてや、スズキサイドとしてもこういった問題は想定できなかったと考えられ、改めてこれから納車されるLEDヘッドランプ装着の「XC/JC」では対策をとっていく、もしくは特別対策キャンペーンという名のリコール対応にて寒冷地に適したウォッシャー液の入れ替えを行ってほしいところです。

ヘッドライトウォッシャー自体装備されていない個体は?

なお、先日先行予約がスタートしたばかりの三菱・新型「デリカD:5」にはヘッドランプウォッシャーが装備されていないため、かなり問題視されるところだと思いますが、そういった場合には「Glaco」等のお手軽なガラスコーティングを施すなどの対策も必須になってくるかもしれませんね。

▽▼▽関連記事▽▼▽