アストンマーティン「ヴァルキリー」に搭載のコスワース製V12エンジンが遂に公開。内燃機関だけで1,000馬力、トルクは低めの740Nmに【動画有】

2020-05-27

遂に「ヴァルキリー」のエンジンスペックが明らかに!

アストンマーティンが世界限定150台のみ販売(日本には10台納車予定)したハイブリッドハイパーカー「ヴァルキリー」に搭載する、コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンの実物とそのスペック詳細が遂に明らかになりました。


AMG「One」を凌駕する究極スペックに

今回アストンマーティンが公開したティーザー映像から、「ヴァルキリー」のパワートレインは排気量6.5L コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力1,000hp(1,013ps)/10,500rpmを発揮する超高回転型となります。

一方で最大トルクは、意外と低めとなる740Nm/7,000rpmを発揮。
900Nmぐらいまでぶん回すかと思っていましたが、ちょっと加速性能は劣る部分があるかもしれませんね。

そして、最大エンジン回転数は11,100rpmと競合モデルのメルセデスベンツAMG「One」の11,000rpmよりも100rpm高い数値となっていますね。
今回コスワースと共同開発したV型12気筒エンジンは、”内燃機関の究極の表現”と評価されています。

このエンジンは「完成形」ではなく「異常形」

このエンジンには、チタンコンロッドやビレット加工のクランクシャフト、F1仕様のピストンを採用しており、更には設計交差もかなり厳しい領域まで調整された究極形態。
全てのパーツは、”最小質量”であり”最大強度”を実現したことから、そのエンジン質量は206kgにまでとどめられています。

アストンマーティ曰く、これだけのスペックを満たしながらも排ガス規制と耐久性は全てクリアしているとのことで、もはや敵なしレベルとのこと。そしてこれが、アストンマーティンにとって最後で最強ともいえるV12NAの完成形を上回る「異常形」とも言われています。

もちろん、このエンジン出力はあくまでも内燃機関だけの数値となるため、バッテリーハイブリッドシステムも加味すると更に出力値は強化され、システム総出力は1,130hp(1,145ps)を発揮すると言われています。

【Aston Martin Valkyrie FINAL – V12 Cosworth engine】

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