マッハ1を超える世界最速モデル「ブラッドハウンドSSC」開発プロジェクトが資金不足で終了→一人の実業家による買収で見事プロジェクト復活に

2020-05-27

プロジェクト中止の危機を救った救世主が現る

2007年より、イギリスにて設計・製作が続けられてきたブラッドハウンドSSC(Bloodhound SSC)の速度記録専用自動車プロジェクトですが、これを行うにあたり1回あたり約数億円もかかるテスト費用やメンテナンス費用等、その他様々な莫大な資金が必要であることから、色んなところからスポンサー依頼を行うも、それに対応できる企業が全く現れずに開発が終了寸前。

しかし、このプロジェクトを復活させようと一人の実業家がBloodhound Program Ltdを買収したことで、見事プロジェクトを継続できることを共同管理者であるAndrew Sheridan氏とGeoff Rowley氏が正式に発表しました。


その人物はとんでもない実業家だった

その実業家とは、ヨークシャーに拠点を置くイアン・ウォーハースト(Ian Warhurst)氏で、今後のプロジェクトを継続できるだけの資産を賄っていくことを決意。
なお、専門顧問会社のFRP Advisory LLPの幹部によれば、イアン・ウォーハースト氏は、過去自動車エンジニアリング分野においてビジネスを数多く成功させてきた救世主であり、強力な経歴も持っていて、プロジェクトを進めるうえで相当な専門知識と計画を兼ね備えた本当のスペシャリストであると説明。

今回継続が明らかとなったプロジェクトは、南アフリカにて継続的に試験を行うこととなり、2019年には500mph(約805km/h)の走行試験、そして2021年までには最大の目標である世界最速の1,000mph(約1,600km/h)の試験を完了させる予定となっています(ちなみにマッハ1は約1,235km/h)。

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Reference:motor1.com