フォード「Fシリーズ」など約87万台にリコール。寒冷地には必須ともいえるブロックヒーターの不具合で火災発生の恐れアリ

フォードの大人気ピックアップトラック「Fシリーズ」等に大量リコール

フォードの主要ピックアップトラックモデルとなる「F-150」をはじめとする、それ以上の大型ピックアップトラックも含めたSuper Dutyトラック等、約87万台に対してリコールを発令していたことが判明しました。
今回のリコール内容としては、寒冷地にとって重要ともいえるブロックヒーターに不具合があるとのこと。

ブロックヒーターとは、エンジン停止中の冷却水の凍結を防ぐために、指導を容易にする電熱器のことを指します。特にこのブロックヒーターは北米やカナダ、北欧にて多く用いられているとのことで、中には後付けも可能となるディーラオプションがラインナップするなど非常に人気の高いユニットとなります。

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最悪の場合火災発生の恐れも

そんなブロックヒーターについて、具体的な問題箇所としてはケーブル用のスプライスコネクタにあるとして、水と汚染物質が接続部に入り込み、腐食を引き起こしてケーブルを損傷する可能性があると説明。
これが継続されてしまうと、経年劣化等によりプラグを差し込むと電気的な短絡が発生し、ブレーカー又は漏電遮断器(GFCI)がショートする、もしくは火災が発生する恐れがあるとしてリコールを発令。

対象となるのは、2015年~2019年に製造の「F-150」と、2017年~2019年に製造のSuper Dutyトラックで、基本的にはエンジンブロックヒーターを装着したモデルが対象となっています。
そしてその台数は合計874,000台と非常に多く、内訳としてはアメリカ地域が410,289台でカナダが463,793となっています。

改善措置としては、フォードディーラがケーブルを点検し、損傷や腐食が見つかった場合は対策品に交換。万事問題が解決しない場合でも、ケーブルを取外しコネクタに誘電体グリースを塗布して防護性を強化する方向にて進めていくとのこと。

なお、今回のプレスリリース内容は以下の通りとなっています。

FORD MOTOR COMPANY ISSUES SAFETY RECALL FOR SELECT FORD F-150, SUPER DUTY TRUCKS TO REPLACE ENGINE BLOCK HEATER CABLE
DEARBORN, Mich., Dec. 21, 2018 – Ford is issuing a recall for select 2015-19 F-150 and 2017-19 Super Duty vehicles equipped with engine block heaters. Water and contaminants can intrude into the block heater cable’s splice connector causing corrosion and damage to the cable over time. Prolonged corrosion in the cable splice connector can cause a short, make the engine block heater inoperable, and/or trip household breakers or GFCI-equipped outlets while the vehicle is parked and the block heater is plugged in.

The risk to safety only exists while the vehicle is parked and the block heater cable is plugged into an electrical outlet.

Ford is aware of three fires originating from the engine block heater cable splice connector, and minor property damage reported in one incident. Ford is not aware of any accidents or injuries tied to this.

・Affected vehicles include:

○2015-19 F-150 vehicles built at Dearborn Truck Plant between March 18, 2014 and Nov. 17, 2018 and at Kansas City Assembly Plant between Aug. 21, 2014 and Nov. 17, 2018

○2017-19 Super Duty vehicles built at Ohio Assembly Plant between Feb. 5, 2016 and Nov. 17, 2018 and at Kentucky Truck Plant between Oct. 8, 2015 and Nov. 17, 2018

Dealers will inspect the engine block heater cable and replace it if it is damaged or corroded. If there are no signs of damage or corrosion, dealers will apply dielectric grease to the splice connector and reconnect. If a replacement cable is required but unavailable, the customer will receive an information sheet and will be notified via mail for a follow-up appointment once parts become available.

There are approximately 874,000 vehicles that are affected in North America, with 410,289 in the United States and federal territories and 463,793 in Canada. The Ford reference number for this recall is 18S45.

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Reference:motor1.com

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