これは一体なに?イタリア・ミラノにて、グラスファイバーで出来た謎の個体が目撃に

2020-05-27

これは一体なんだ!まるでエイリアンのような物体がイタリア・ミラノに登場

イタリア・ミラノにて、何とも奇妙な黒い物体が路駐されています。
後ろにはシティカーのようなコンパクト車両が路駐していますが、それとは全く異なる形状でウィンドウも無ければタイヤ・ホイールも装着されてない謎の物体。これは一体何なのでしょうか?

実はこれ、2050年の近未来モデルカーとして広告キャンペーン用に作られたもので、ボディは全てグラスファイバーにて仕上げられているのだとか。
いかにも密度の高そうな個体に見えますが、中身はほぼ空洞で非常に軽く、後続のシティーカーとほぼ変わらない1,000kg程度とのこと。


見れば見る程車とは思えない不気味さ

フロントから見てみるとこんな感じ。
どの角度から見ても奇妙で、まるで液体窒素が擬人化するターミネーターのような感じ。

別の角度から見るとこんな感じ。
道行く人全てが注目するのも当然ですね。
車高の低さからして1,000mmも無いでしょうし、フェラーリ「512Sモデューロ」やランチア「ストラトスHFゼロ」と双璧をなすデザインとなりそう。

リヤはこんな感じ。
ほぼ空洞状態なので、数人がかりで持ち上げることが可能な個体となります。

ちなみにタイヤを装着したプロトタイプも過去に目撃されていますが、電気モータやバッテリ等は一切搭載されていないため自走は不可能となっています。

実はベントレーの2050年モデルのレンダリングも少し似ていた件

なお、ベントレーの2050年式スーパースポーツを想定したレンダリングも過去に公開されていますが、こちらも先ほどの広告キャンペーンカー同様に非常に滑らかなボディを持っています。
欧州での排ガス規制がより一層厳しくなっていく中、ベントレーも100%内燃機関モデルから完全なるEVやPHV(プラグインハイブリッド)への移行を検討しているところですが、これに加えて同社とロイヤルカレッジオブアートのインテリジェントモビリティプログラムが協力して、学生主体となって2050年に登場するであろう車の予想デザインを公開。

このプログラムに参加した学生たちは、技術が急速に進む自動車業界において、物理的な重要性と技術、職人の要素がどのように調整され、本当に豪華で壮大なツアーを創造できるかをイメージしながらデザインしたとのこと。

具体的なパワートレインについては全く決まっていませんが、将来的なことを考えれば、オールエレクトリックモデルで、完全自律走行システムを備えた一台であることは確かだと思います。
そして、外観においては、クルマというよりも”UFO”のようなスタイリングで、コンセプトモデルというよりは、「学生らしい自由な発想」から生まれた一台であることがわかりますね。

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Reference:RepubblicaMOTORI