やっぱりマツダは男前!「SKYACTIV-Xを採用することで2050年までにはCO2排出量を90%まで削減する」

2021-05-31

マツダ渾身のSKYACTIV-Xは環境性能にも適した高性能ユニット

いよいよ年内でも新しく登場するマツダの新型モデル・アクセラ/マツダ3(Mazda3)ですが、このモデルに新しく採用されるSKYACTIV-X(スカイアクティブX)について、マツダが今後の展望についてコメントしています。

マツダは現在、従来ガソリンエンジンとなるSKYACTIV-GとディーゼルエンジンのSKYACTIV-Dをラインナップし、2018年には第三のエンジンとなるSKYACTIV-Xをアクセラ/マツダ3(Mazda3)に搭載することを発表しました。


ところでSKYACTIV-Xって何?

SKYACTIV-Xというエンジンは、ガソリンエンジンならではの伸びの良さとディーゼルエンジンの優れた燃費とトルク、レスポンス性能を組合わせた革新的な内燃機関となります。

そして、マツダが独自に開発した燃焼方式”Spark Controlled Compression Ignition(SPCCI)”と呼ばれる火花点火制御圧縮着火(メルセデスベンツでいうところのHomogeneous Charge Compression Ignition(HCCI)的なもの)により、「ガソリンエンジンにおいて圧縮着火を制御する技術の実用化に世界で取り入れ、シャープなレスポンスやトルクフルで爽快な加速感を、これまで以上の低燃費・環境性能とともに楽しめるエンジンを実現した」とマツダも説明しています(参照先はコチラのマツダHPへ)。

将来的には90%近くまでCO2排出量削減に貢献

なお、このSKYACTIV-Xエンジンのスペックとしては、排気量2.0L 直列4気筒エンジンを採用し、現在のSKYACTIV-Gよりも30%向上したトルクと、SKYACTIV-Dよりも10%高い出力を発揮します。

マツダは、この最新技術を採用することで、2030年までに2010年の技術レベルの50%、更には2050年までには90%のCO2排出量削減に貢献していきたいと、将来のエンジン技術と環境性能の展望について説明しています。

ただ、その一方でこのエンジンに期待されるのは排出ガス性能だけでなく、エンジンの信頼性と寿命というポイントで、似た技術を持つメルセデスベンツのHCCIでは、従来エンジンよりも高温でエンジンの寿命を縮めてしまうのでは?とも言われています。

これについてはマツダも突破口を見出しているようですが、それらも含めて実際に顧客のもとにたどり着いたときに、どれだけの顧客満足度を得られるのかも非常に気になるところではあります。

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Reference:autoevolution