これ本当?シボレー「コルベットC8」とフォード「マスタング・シェルビーGT500」に搭載のトランスミッションが同じになるとの噂が浮上

2020-05-27

フォードとシボレーの新型モデルに同じトランスミッションが採用される?

シボレーの次世代ミドシップスーパースポーツ「コルベットC8」と、先日のアメリカ・デトロイトモーターショー2019にて公開されたフォード・新型「マスタング・シェルビーGT500」に搭載のトランスミッションが同じデュアルクラッチタイプになる?との噂が浮上しています。
これはRoad and Trackの情報によるもので、以前のフォード「マスタング」とシボレー「コルベット」のマニュアルトランスミッション(MT)を製造していたサプライヤであるTremec社の従業員から送付された手紙にて明らかになっています。


厳密にはそれぞれ異なる構造のトランスミッションとなる

その手紙の内容には、Tremec社製”TR-7007 DCT”と”TR-9007 DCT”の2つが描かれていて、いずれも2016年初頭に最大トルク900Nmまで耐えることのできる”GM-DCT”と名付けられた新しいギアボックスと記されていたとのこと。
これは、ベルギーにて開発され、その後メキシコ工場にてパーツが製造されてから、アメリカの工場にて組立てが行われる流れになっています。
このギアボックスを開発したFassler氏によれば、フォードのギアボックスにて使用されるギアやシャフト、そしてホイールを完成させるためには専用のギアホーニングマシンを供給する必要があると説明。

2017年の終わりごろには、Tremec社は”ギアホーニングマシン”を注文し、今回新たに”Ford-DCT”と名付けられた「マスタング・シェルビーGT500」専用のプロジェクトギアボックスとして誕生。
つまりは、このギアボックスは全てが全く同じ仕様で、全く同じ形状にてシボレー「コルベットC8」とフォード「マスタング・シェルビーGT500」に使用されているわけではなく、それぞれ若干の変更は行われることになりますね。

具体的なことは明かされていませんが、シボレーサイドについては、昨年の9月頃に明らかにされたクラッチ・バイ・ワイヤシステムと呼ばれる新技術に関する特許申請を行っていたため、これと何かしらの深い関係性があるのだと考えています。

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Reference:CARSCOOPS