ロータスが遂に中国製に。吉利傘下となった今、製造する工場も品質管理も中国へと移行する可能性も

2020-05-27

ロータスも遂にメイド・イン・チャイナになるのね

イギリスのライトウェイトスポーツカーメーカであるロータスが、中国の親会社である吉利汽車(Geely Automobile)の傘下となってから、遂に中国の工場にて製造されることがわかりました。
吉利汽車は、中国・武漢に約1,470億円の新工場を設立し、ロータスのラインナップモデルを生産していく計画を示しています。


中国・武漢の製造工場はとんでもなくデカい

これはロイター通信が明らかにしたものですが、吉利汽車が新しい武漢工場にてロータスのモデルを製造する一方で、その他の傘下となるボルボなどのモデルたちも製造できるだけの施設が20種類近くあるとして、今後はメイド・イン・チャイナを拡大していく可能性が高そうです。

吉利によれば、武漢の新工場では年間15万台もの自動車を製造できるだけの生産能力を持っているとのことで、今後どういったモデルがどのタイミングで製造されるのかについての計画も明らかにしていくとのこと。

一旦は現ラインナップモデルをイギリス、新規モデルを中国にて製造

なお、ロータスは現在イギリス・ノーフォークにて車両製造を行っていますが、これについては吉利からも約2,100億円の投資を受け、引き続きライトウェイトスポーツモデルについてはイギリスにて製造していく一方、SUVモデルの今後新しいスタイリングモデルについては中国にて生産される予定となっています。
もちろん、吉利の考えとしては、SUVに留まらずロータスの全ラインナップモデルを中国の工場へと移す計画があると思うので、これについてはロータスも承諾することと思われます。

近年までロータスが行っていた限定モデルのみを販売していく方法については、これは少しずつ少なくなるとも言われており、加えて限定モデルも更なる品質を高めていくために中国での製造を行うことが予想されるでしょうね。
なお、吉利の最終的な計画としては、ロータスの品質や走行性能、そしてブランド力をポルシェと同じ土俵に持っていけるだけに成長させると考えていますが、これについては吉利がどのような計画を持って今後ラインナップモデルを展開し、どのようなユーザーをターゲットにして価格帯や品質、スペックを作り上げていくのか非常に気になるところです。

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Reference:CARSCOOPS