リンカーン「コンチネンタル・コーチドアエディション」が限定80台のみ販売。約1,240万円と高価ながらも僅か2日で完売に

2020-05-27

リンカーンも予想できなかった大人気の「コンチネンタル」

アメリカの自動車メーカ・フォードのリンカーンブランドにて、今年発売予定の「コンチネンタル・コーチドア・エディション(Continental Coach Door Edition)」が世界限定80台のみ提供されますが、この個体をオンライン発表して僅か2日足らずで全て完売していたことがわかりました。

この情報は、リンカーン・グローバルコミュニケーションのマネージャーを務めるAngie Kozleski氏によって明らかになったもので、約1,240万円(従来コンチネンタルの2倍)とブランド市場最も高価なモデルでありながらも、その予想を大幅に上回っての売れ行きだったと述べています。

▽▼▽関連記事▽▼▽


やはり特別なラグジュアリー仕様は上位顧客の食指を動かす

なお、このモデルの大きな特徴としてはロールスロイス「ファントム/ゴースト」等に搭載されるコーチドアを「コンチネンタル」に採用し、それに加えてアストンマーティンのように少しだけ斜め上に開くスワンスウィング・ドアを取り込むことで、リンカーン独自のドア構造を表現しています。
ロールスロイスやアストンマーティンといった2,000万円以上もするモデルの技術たちを約1,200万円の個体にて体感できるということですから、かなり魅力高きモデルだと思います。

更には、ホイールベース長さを15.24センチ延長させているため、リヤシートスペースを広々と使用することが可能になります。
それ以外については、アクティブノイズコントロールやプレミアムサラウンドシステム、ヘッドアップディスプレイ、アメニティグッズ等を標準装備しているため、非常にラグジュアリーな一台となります。

この個体のパワートレインは、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力406ps/最大トルク542Nmを発揮。
走行モードには、そのシチュエーションに応じた走りを提供するNormal/Sport/Comfortの3種類を準備しています。

なお、今回は80台のみ販売となりましたが、リンカーンとしては今回の売れ行きによって量産化するかどうかを検討していたため、今回即完売した実績を踏まえて2020年に正式量産化することを決定しています。
今回の限定モデルの生産時期は2月末頃からとなっていて、納車は夏ごろを予定しています。

【2019 Lincoln Continental Coach Door Edition】

Reference:CARSCOOPS