フォード「マスタング」が遂にハイブリッド化へ。V8エンジン+2基の電気モータ、駆動方式は何と四輪駆動(AWD)に?!

2020-05-27

「マスタング」もいよいよハイブリッド化へ

先日、ダッジ「チャレンジャー」が将来的にV8エンジンからダウンサイジング化したV6ツインターボ+電気モータのハイブリッド化へと移り変わるという衝撃的な記事をご紹介しましたが、その一方で世界一売れているスポーツカーとして有名なフォード「マスタング」も、時代の変化に追従していくようです。

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ハイブリッドをを示す特許画像を公開

っというのも、フォードは将来的に四輪駆動システムを持ち、未公開のV型8気筒エンジンと2基の電気モータを特徴とするハイブリッドエンジンを示すパテント画像を公開しています。

この特許によれば、内燃機関は後輪に動力を供給し、一方の2基の電気モータは前輪に動力を供給する内容になっていて、トータル的にかなりの力を発揮する一台になることが期待されています。
フォードの説明によれば伝統的な四輪駆動車両は、動力を四輪全てに分配するためにトランスファーケースを設けているものの、しかしドライブトレインパーツのためのスペースが小さい車両では、四輪駆動システムのパーツを収めることは難しいかもしれないことから、パワートレイン自体を全く新しいものにしていくと記載しています。

そしてこの特許内容は、エンジンが一体型スタータモータ/発電機を装備できることを示唆する内容になっているため、モータのために電気を作りだすと同時に、自動車のバッテリの電気負荷を最大限に少なくすることもできるため、ここから更に応用していく可能性が高そう。

ハイブリッド化しても”V8”はアメ車にとって一つのブランド

フォードは、2020年に「マスタング・ハイブリッド」をデビューさせることも明らかにしており、その一方で定番とされてきた大排気量エンジンも廃止し、ダウンサイジングターボエンジン+電気モータのハイブリッドという話も浮上していましたが、今回の特許画像にてV8エンジンというアメ車のシンボルを残した究極のパワーを持つ一台が誕生する可能性を残しています。

もちろん、V8ハイブリッド以外にも、現行ラインナップにある排気量2.3L 直列4気筒EcoBoostエンジンに電気モータを組合わせるハイブリッドモデルも登場するかも知れず、これによるシステム総出力は405psを発揮するのでは?とも言われています。
いずれにしても、いよいよアメリカンマッスルカーも環境法規制のもとで縛られながら排出ガスを抑えて、”排気量で走ってナンボ”から”モータアシストを受けながら”のパフォーマンスを発揮する時代へと移りゆくことになるため、今まで以上にパワフルでかつ安全性を高めた車へと進化していくことになりそうです。

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Reference:CARSCOOPS