レクサスが「GS F/RC F/IS F」に続く筋金入りのハードコアSUVを開発中?オフロードよりもオンロードでのパフォーマンスが重要視に

2020-05-27

レクサスから新たなる”F”が誕生する?

レクサスはこれまで、「GS/RC/IS」をベースにした特別な”F”の称号が与えられたハイパフォーマンスモデル「GS S/RC F/IS F」を販売してきていますが、同社はクーペやセダン以外にもSUVモデルをベースにした超ハードコアモデルのラインナップを検討していることがわかりました。

これは、アメリカ・フロリダ州のデイトナビーチでのロレックス24時間耐久レース開催前のインタビューにて明らかになったもので、レクサス「UX」を開発したエグゼクティブバイスプレジデント兼チーフエンジニアである加古慈氏によれば、「ブランド最小のクロスオーバーでありながらも、高出力のガソリンとハイブリッドモデルの高性能Fモデルをラインナップする可能性がある」と説明していたことが明らかとなりました。

またレクサスは、現在ラインナップしているSUVモデルを、オフロードパフォーマンスよりもオンロードパフォーマンスを重要視していて、”F”本来の走行性能が試されるのはサーキットや公道であると説明。
上位モデルの「LX/GX」のようなオフロードモデルは、基本的に”F SPORT”モデルはラインナップしていませんが、ユーザーからの要望があれば提供する可能性を秘めているとのこと。


最上級パフォーマンスモデル「LQ」とはまた別の存在ということ?

一方でレクサスは、デトロイトモーターショー2018にて世界初公開した最上級フラッグシップSUVモデル「LF-1 Limitless(リミットレス)」をベースにした「LQ」を商標登録済みですが、このモデルはドイツ御三家であるBMW/メルセデスベンツ/アウディのフラッグシップSUVに加えて、ランボルギーニ「ウルス」も競合とする可能性が高いと言われています。
ただ、このモデルと先ほどの最小”F”クロスオーバーとの関連性は低そうで、「LQ」はまた一つ飛びぬけた究極の限定モデルとして登場する可能性が高そうです。

今後市販化が予定されている「LS」のハイパフォーマンスモデル「LS F」のパワートレインには、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力670psを発揮すると噂されているとのことで、これを「LQ」にも搭載することで「ウルス」の最高出力650psを超えることから、ガチンコの真っ向勝負を挑む形になりそう。

「LQ」の予想価格は約1,700万円、ランボルギーニ「ウルス」は約2,200万円なので、コスト面と品質面においてはレクサスが上手となりますが、あとはその見た目とブランド力で本当に1,700万円を支払えるだけの価値があるかどうかというところにかかってくると思います。

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Reference:motor1.com