オールEVハイパーカー「オメガ(OMEGA)」開発が目的?ロータスとウィリアムズがパートナーシップを提携へ

2020-05-27

ロータスが戦略的ともいえるパートナーシップを提携

ロータスは以前、システム総出力1,000ps以上を発揮するオールエレクトリック(EV)ハイパーカー「オメガ(OMEGA)」の開発を進めていることを発表したばかりですが、この開発プロジェクトについての直接的なつながりがあるかは不明ではあるものの、ロータスとウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングが”研究開発を先進技術とする”ために戦略的な技術提携を行うことを発表しました。


ロータスを全く新しいブランドに高めていく?

上記にもある通り、今回の技術提携については具体的な内容は明らかになっていませんが、ウィリアムズ社はフォーミュラEにバッテリシステムを供給することにも大きく関与しているので、そうなるとこのパイプラインを上手く活用することで、最高の技術支援を受ける可能性が相当に高いと考えられます。

なお、ロータスCEOであるPhil Popham氏は、「高度な推進パワートレインを適用することで、複数の車両分野に渡って数多くのエキサイティングなソリューションを提供できると考えている。私たちの総合的且つ補完的な経験は、エンジニアリングの採用や技術的な能力、そして先駆的なイギリスの精神に説得力のある組合わせを示していく」と説明しています。

一方でウィリアムズ社のマネージングディレクターであるクレイグ・ウィルソン氏も「ロータスとのパートナーシップにて次世代のパワートレインを更に発展させていきたい」とコメントしていることから、やはり「オメガ」開発への一助となる可能性が高そうです。

改めて「オメガ」はどんなモデルになるの?

ちなみに、気になる「オメガ」には上記にもある通り電動パワートレインを搭載し、これまでのロータスでは有り得なかった最高出力1,000ps以上を発揮するとのことで、更には重量を抑えるために次世代バッテリパックを搭載することでパワー密度を向上させることが予想されています。
加えて、これだけのパワーをフルに活用するためには、駆動方式を四輪駆動化し、航続可能距離も400km以上を実現する予定となっています。

気になる価格帯についてですが、これはブガッティ「シロン」やケーニグセグ「アゲーラ」に匹敵する約2.9億円程の超高額モデルになるとのことで、競合モデルも間違いなくそのあたりの1,000ps超えのハイパーカーになると思われ、それだけのコストに見合った究極のスポーツカーを作り上げることを期待したいですね。

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Reference:CARSCOOPS