【一体なぜ今?】ベルギーの彫刻家が何十年も納屋に隠していたブガッティのクラシックモデル3台をオークションに出品【動画有】

2020-05-27

まだまだ続く納屋シリーズ。今度はブガッティのクラシックモデルだ!

以前、フランスの納屋からランボルギーニ「ミウラ」やポルシェ「356」等80台以上の希少モデルが発見されていましたが、今度はベルギーの彫刻家であるAugust Thomassen氏が所有する古い納屋にて、ブガッティの名車ともいえるクラシックモデル3台が発見され、それらがオークションにて出品されることがわかりました。

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一体なぜこのタイミングでオークション出品を決断したのか?

1932年 Type 49 Berline

オランダのDe Telegraaf紙の情報によれば、今回発見された個体は、August Thomassen氏が1950年代後半から1960年代初頭にかけて一気に価値が底打ちした時期に購入したモデル(つまり今までで一番安い時期に購入したモデル)となります。

彼が購入したモデルは、1932年式の「Bugatti Type 49 Berline」と1937年式の「Bugatti Type 57 Cabriolet」、そして最も古い1920年式の「Type 40」となりますが、それらのうち「Bugatti Type 49 Berline」と「Bugatti Type 57 Cabriolet」は長年に渡って毎日運転されていました。
過去に何度か事故はあったものの、彼自身が修理していたため、一部の金属は既に錆びているとのこと。

ただ、それでもこれらのモデルはかなりの希少性と価値があったため、何度もコレクターから売却の申し出があったとのことですが、August Thomassen氏はそれらを全て拒否。
しかも彼は売れない彫刻家でもあったため、収入はほとんどなく、家族に常に貧しい生活をさせていたと言います。

しかし、その拒否も長くは続くはずもなく、最終的には彼の財政状況が更に悪化し、外部による幾度かの窃盗と侵入、そしてオーナー自身が現在95歳という年齢もあって運転ができないというトリプルビンゴによって、何十年もの間古い納屋にて隠され続けてきた3台は手放され、オークションに出品されることが決定しました。

これらのモデルは、来月2月8日よりフランス・パリにて開催のArtcurial Retromobile2019オークションにて目玉モデルとして出品されます。
予想落札額は、合計約1.1億円にも上ると言われていて、その中でも1937年式の「Type 57 Cabriolet」が最も高額の約7,800万円にて落札されるのでは?と予想されています。

【Bugatti sortie de grange】

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Reference:CARSCOOPS