肝心の充電設備は?アメリカにて、ポルシェ「テイカン」を購入するユーザーには3年間充電無料キャンペーンを実施

2020-05-27

ポルシェは「テイカン」を売るよりも充電エリア拡大に力を入れている?

ポルシェの最新オールエレクトリック4ドアモデル「テイカン(Taycan)」を購入したオーナーに対して、特別キャンペーンとして3年間無料で充電を提供することが分かりました。

これはアメリカ市場限定でのサービスで、制限回数一切無しではあるものの1回あたり30分の無料充電を提供するためのサービスをElectrify Americaと提携するとのことで、この巨大な充電ステーションネットワークは、50州のうち42州に300箇所もの高速道路パーキング・サービスエリアでの充電ステーションを提供するというものになります。


充電エリアを拡大する以外にも更なる別の問題も…

この充電ステーションが設けられるのは、平均してステーション間距離が113km先にあるとのことで、更には各ステーションに5つ(多くて10ポイント)もの充電ポイントを設置することで、電気充電による混雑を防止するための必要な数量になると言われています。

もちろん、ポルシェは高速道路のパーキング・サービスエリアだけでなく、191店舗ものアメリカ・ポルシェディーラにもDC急速充電器を設置すると説明しており、この120店舗がポルシェ独自のDCシステムであるポルシェターボ充電(最大320kW)ステーションも設置することが確定しています。

なお、この高速充電設備には約80億円もの設備投資が掛けられるとのことで、将来的にポルシェのラインナップモデルがオールEVへと変化していくにつれて、それに追従できるかたちであらゆるところに充電エリアを拡大していくことが狙いとなっています。

ただ、こうした充電エリアの大きな問題の一つに、高速道路のサービスエリアは24時間充電できたとしても、その他のショッピングセンター等に設けられた充電ステーションでは24時間使用できるようになっているのか、ディーラにて独自の充電ステーションを設けていても、営業時間内しか充電できないのか?など、まだまだ問題解消できていないポイントが多数あると思われ、これについても今後更に改善していくべき要素になるのではないかと思われます。

☆★☆「テイカン」関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Zero2Turbo