希少な右ハンドル仕様&ブルーの1972年式・フェラーリ「ディーノ246GTクーペ」がオークションにて出品へ。予想落札額は4,000万円超え

2020-05-27

超絶希少な「ディーノ246GT」がオークションに登場

今月末の2月23日より開催されるシルバーストーン・オークション(Silverstone Auctions)イベントにて、かなり貴重ともいえる右ハンドル(RHD)&ブルーカラーの1972年式・フェラーリ「ディーノ246GTクーペ(Dino 246GT Couope)」が出品されることがわかりました。

今回出品されるモデルは、Azzuro Dino(アズーロ・ディーノ)と呼ばれるライトブルーのカラーにて仕上げられたもので、このカラーにてオーダーされた「ディーノ」は僅か2~3台しか無く、今回はその中の1台となります。


走行距離は80,000km超え、右ハンドル仕様、オーナーは走らせることを目的に愛着を持たせていた

シルバーストーン・オークションの幹部であるGuy Lees-Milne氏によれば、「今回のディーノはフェラーリコレクターにとっては絶対欲しい一台となる。ましてやAzzuro Dinoのカラーにまとったモデルはほとんど存在しないので、今後間違いなくその価値を高めるでしょう」とのこと。

インテリアは、フルレザーシートを採用し、オプションにてラジオやノーズバー、パワーウィンドウを装備しています。
おまけに希少ポイントのもう一つが右ハンドル仕様ということで、これもオークションでの落札額アップの要素になると思われます。
走行距離は、1971年12月に納車して以降、定期的に乗られていたこともあって83,341kmとそこそこ走られていますし、何よりもエンジンが良好というのも重要なポイントですね。

なお、この個体が納車して20年後の1991年には、エンジンが再構築され、ボディも再塗装するなどのオーバーホールはもちろんのこと、2018年にはサスペンションとブレーキ、その他マイナーパーツも全てアップグレードされているため、オーナーはしっかりとしたメンテナンスを常日頃が実施していた模様。

ちなみに、この個体をオークションにて出品する理由は、年齢的な問題でもう車を運転できないからということですが、あくまでもコレクションとして保管するのではなく、「クルマは乗ってナンボ」と考えるオーナーだと思われ、何よりもフェラーリという車を心の底から愛しているからこそ長期間運転しつづけ、自分が運転できなくなるから他の人に乗ってほしいという想いから出品したのだと思われます。

そう考えると、次に所有(落札)されるオーナーには、ただ単にコレクションするのではなく”乗ること”を目的に所有してほしいところです。

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Reference:CARSCOOPS