発売は2月~3月なのに一体なぜ?納車されていないはずのアウディ・新型「Q8」が公道にて激写

2020-05-27

日本では未だ発売していない「Q8」が目撃に

日本の某所にて、アウディの最新フラッグシップモデル「Q8」が早くも公道を走行しているところが目撃されています(画像提供していただいたSさんには心から感謝)。
「Q8」は、現行「Q7」よりも更に上位グレードに位置するトップレンジ&大型SUVモデルで、どちらかというとスポーツ性能に特化した一台となります。

そんなアウディのフラッグシップモデルでスポーティな「Q8」は、日本では未だ正式に発売されていないにも関わらず、既に日本の公道で走っているという事実。
目撃者の情報によれば、今回目撃した車両を含み、4台の「Q8」に遭遇したとのことで、もしかすると限られたディーラに特別に試乗車として振り分けられ、特にこのモデルを購入しようとしている(もしくは既にオーダー済み?)オーナーに向けた特別試乗会などが開催されているのかもしれませんね。

いずれにしても、未だ市販化も納車もされていないアウディのフラッグシップSUVモデルを間近で目撃するというのは稀なことだと思いますし、アウディ独自のデザイン言語でもあるリヤストリップテールライトを目前にできるのもそうないことだと思います。


「Q8」はとにかくデカイ。だけど女性的要素も兼ね備えたオールラウンドな一台

アウディ「Q8」のプラットフォームは、親会社であるフォルクスワーゲンのPL7x系プラットフォームを流用しており、「Q7」はもちろんのこと、ポルシェ「カイエン」やランボルギーニ「ウルス」、ベントレー「ベンテイガ」でも共有される重要フレームとなります。
そのため、これらのモデルに共通して、ボディサイズは全長5,000mm以上、全幅1,950mm以上ととにかくデカイ一台となるため、実用面というよりは、週末乗りや走りを楽しむことを目的に作られた一台なのではないかと考えています(何せフラッグシップモデルですから目立ってナンボ)。

デザイン性においても、非常にワイルドなルックスを持ちながらも、しかし女性からも高い評価を受けるデザインでもあるため、男女関係なく気軽に乗れるモデルを意識しているのかもしれません。
ちなみに先ほどの激写された「Q8」に乗っているドライバも女性との情報もあり、アウディがオフィシャルで公開した「Q8」のドライバも女性なので、意識的には女性にターゲットを置いているモデルの可能性も高そう。

スタイリングは都会派。走りはオフロードも可能とするオールラウンダー

ボディのスタイリングも非常に引き締まった細マッチョ風。
レクサス「LX」や三菱「アウトランダー」とは異なるクーペ風スタイルとなるため、オフロード向けというよりは都会派スタイルに重きを置いているのだと思われます。
メルセデスベンツやMBWもそうですが、近年では都会派を意識するクーペスタイルのSUV(もしくはクロスオーバー)が主力的に販売意識を高めているため、アウディもその流れに乗る形で「Q8」を発表したと思いますが、やはり後発モデルということもあって、他社に引けを取らない要素に女性的な要素を取り込むことで、客層の幅を大きく広げているのかもしれません。

都会派を意識したスタイルだからと言って、決してオフロードに向いていないわけではなく、駆動方式は恒久的なクアトロ四輪駆動を採用しているため、機械的なセンターディファレンシャルを特徴としながら、トルクスプリットは後方にバイアスされ、フロント40:リヤ60の配分がベースとなるため、走破性も抜群。

オプションではエアサスペンションが用意されており、最低地上高を最大254mmまでリフトアップすることが可能なので、更には敏捷性を高める四輪操舵システムも備えることで、悪路でのスタック回避はもちろんのこと、理想的なハンドリング性能を実現することが可能となります。
こういった部分は男性的な要素を持つので、SUV本来の乗り味も体感できるハイパフォーマンスな一台だと思います。

ちょっと話は逸れ気味ですが、アウディのフラッグシップ「Q8」の日本での販売時期については、今のところ2月~3月ごろを予定していて、価格帯は明確になっていないものの、恐らく1,000万円は超えてくると思います。

欧州仕様では、ベースグレードでも約950万円からとなるものの、これはあくまでもディーゼルモデル。
日本ではディーゼルモデルがラインナップされる計画は無い為、そうなると1,000万円を超えることは間違いないでしょう。
オプションも「Q8」にしかない特別な装備があるでしょうから、それらも間違いなく高額オプションになるでしょうし、諸経費込で1,400万円以上になりそうです。

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