ケーニグセグのエントリーモデルは約7,680万円~約1億円に。エンジンはV8ハイブリッドで決定に

2020-05-27

ケーニグセグのエントリーモデルに関する確定情報が!

以前より何かと噂の絶えないケーニグセグのエントリーモデル。
最安値モデルとは言いながらも1億円以上にもなると言われている個体ですが、遂にこのエントリーモデルについて、自動車ニュースサイト・Road&TrackとケーニグセグCEOであるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ(Christian von Koenigsegg)氏のインタビューにてその詳細が明らかになりました。


エントリーモデル言えども価格はやっぱり1億円?

ケーニグセグ氏によれば、今回のエントリーモデルは他社のエクストリームモデルほどではないとのことで、更には公道モデルでありながらも、どういったところに焦点を当てたモデルかまでは明確に決まっていないそうです。

ただ、エンジンについてはほぼ明確になっているとのことで、フル可変バルブ作動を使用したフリーバルブ技術採用のV型8気筒自然吸気カムレスエンジンを搭載し、これにより燃料消費量を大幅に低減させ、更には多くの電力量を生み出したハイブリッドシステムを採用することがわかっています。

工場については、これまで通りスウェーデンのAngelholmにて製造されることがわかっていて、ケーニグセグとしては毎年数百台レベルの個体を製造していくことを計画しているのだとか。
もちろん、3月5日より開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2019にて公開予定の「ラグナロク」等に比べたら希少性が劣る部分はありますが、それでもエントリーモデルとしての価格帯は約7,680万円~約1億円になると言われています。

これに加えて、ケーニグセグは今後のモデルラインナップについて、新たな企業との共同開発により、新しいプラットフォームや電気システム、カーボンファイバホイールを生み出すことで、より一般の顧客にも手の届くような個体を生み出していくことが最大の目標であることを示しているとのこと。

もちろんその中には、中国のNEVS(National Electric Vehicle Sweden)と呼ばれるバッテリメーカーによって20%の株式を買収され、合弁会社を設立するとともに約192億円を投資する準備が進められていますが、今回のエントリーモデルにNEVSのバッテリー技術やコンポーネントを使用する他、まだまだ分野の異なる企業との共同開発が行われる可能性は十分に高いと思いますね。

ただ、そうなると究極のハイパーカーメーカとしてブランド価値を高めてきたケーニグセグが、フェラーリやランボルギーニといった台数を捌くようなメーカになる可能性も十分に高くなるのはもちろんのこと、日本でも当たり前の様にケーニグセグを目撃できる時がくるのかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS