その名はロシア語で「サメ」。ジネッタの過激モデル「アクーラ(Akula)」がジュネーブMS2019にてデビュー、価格は約5,040万円から【動画有】

2021-10-23

ジネッタの過激ド変態モデルが遂にワールドプレミア

昨日3月5日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2019にて、イギリスのスーパーカーメーカであるジネッタ(Ginetta)のハイパフォーマンスモデル「アクーラ(Akula)」が遂に世界初公開されました。
今回公開されているモデルは、先日のオンライン画像のシルバー系とは異なるタイフーン・ブラック(Typhoon Black)と呼ばれる引き締まったボディカラーに実を纏い、その強烈な外観をより一層際立たせています。


エンジンは環境法規制無視のノンハイブリッド大排気量NAエンジン

ジネッタ「アクーラ」とは、ロシア語で”サメ(鮫)”を意味しているのですが、その一方でロシアの攻撃型原子力潜水艦にも採用されている名前でもあり、それに見合うだけのパワートレインとして、排気量6.0L V型8気筒自然吸気エンジンをフロントミドシップに搭載し、最高出力600hp以上/最大トルク700Nmという環境法規制完全無視の、まさに攻撃的な仕様を兼ね備えるモデルとなっています。

トランスミッションとしては、ジネッタがオリジナルで開発した6速シーケンシャルパドルシフトユニットを介して、後輪駆動へと伝達されます。
車体重量は、非常に軽量ともいえる1,150kgを実現し、最高時速は320km/hにまで到達します。

価格設定としては、これまた攻撃的ともいえる約5,040万円からの発売となり、世界限定20台のみでありながらも、既に12台が売れているとのこと。

なお、このモデルを発表したジネッタCEOのローレンス・トムリンソン氏は「アクーラのコンセプトには、真に個性的なものであり、企業制約があるなかで、他のブランドでは不可能なものを構築することが私たちの使命である」と説明しており、まさに排ガス規制が厳しくなるなかでこういった時代に反したモデルを作るというのは、ある意味リスペクトすべきところかもしれません。

ちなみに、「アクーラ」を購入したオーナーには、同社レーシングモデル「G58」の購入権利も与えられるとのことで、このモデルは、V型8気筒ユニットを搭載し、最高出力575hp、車体重量が940kgのライトウェイトスポーツ仕様となります。
価格帯についてはどれほどのものかは不明ですが、もしかするともう一台「アクーラ」を余裕で購入できる程の高額モデルかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS