マクラーレンMSOが「720Sスパイダー」のカスタムモデルを公開。塗装時間だけで260時間以上、鮮やかなグレーと「720S GT3」のブルーも塗装したオシャレ仕様

2020-05-27

とりあえず時間とお金が掛かっているMSO仕立ての「720Sスパイダー」が登場

先日3月5日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2019にて、マクラーレンのスーパーシリーズ「720S」をベースに、MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)部門による特別カスタムモデルが公開されています。

今回公開されているカスタムモデルの「720Sスパイダー」は、アビスブラックやセルリアンブルー、そして「720S GT3」にも採用のバードンブルーのアクセントを加えたコリオリトライトーンカラースキームに仕上げられていて、MSOによればこうしたアクセント塗装に260時間以上かけているとのこと。


妥協を許さないMSOアクセントがポイント

ちなみにこれらのアクセントは、フロントスプリッタやフードエアインテーク、フロントエアインテーク、サイドパネル、ロアドア&ロアサイドエアインテークパネル、ドアミラー、リヤバンパー、そしてリヤスポイラーに加えらており、かなりオシャレな仕上がりとなっています。
なお、今回のモデルのメインカラーはメテオライトグレーと呼ばれる色相で、MSOオーダーメイドのエクステリアカラーとして新たに追加されています。

足元には、ダブル5スポーク(シングル10スポーク)の超軽量鍛造ホイールが装着され、これもまたMSOによる特注のアビスブラックをグロス仕上げにしており、ブレーキキャリパもMSO特注によるバートンブルーにて塗装しています。

それ以外には、グロスカーボンファイバトノーカバーやカーボンファイバリヤディフューザー、BピラーもMSO仕上げとなっていて、これに加えてオプション設定としてスポーツエキゾーストやステルスパック、エレクトロクロミックガラスといった設定もあるため、より個性的で充実した一台を作り上げることが可能となります。

インテリアも外装とリンクした美しい仕上がりに

インテリアについては、バートンブルー仕上げのアルカンターラと、ジェットブラックのレザーにて仕上げられたバイマテリアルシートを設定。
それ以外のオーナメントパネル系はほとんどカーボンファイバにて仕上げられるという変態っぷり。これはかなりヤバそうだ…

その他のインテリアのオプションとしては、グロス仕上げのカーボンシートバックやアクセルペダル、専用プラーク、フロアマット、ヘッドレスト用MSOオーダーメイドも準備されています。

パワートレインについては、従来モデルと変わらずとなる排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力720ps/最大トルク770Nmを発揮。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.8秒、最高時速は325km/hにまで到達します。

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Reference:CARSCOOPS