安全機能ではなく過保護機能?ボルボが”酒酔い運転検知カメラ”を標準装備→必然的に価格アップ&飲酒運転すること前提?

自動車の安全機能が徐々に過保護機能になっている?

日本経済新聞の記事より、ボルボが2020年以降に販売する新型モデルには、”酒酔い運転”等を検知するカメラを標準装備すると発表したようです。
これは、ドライバの様子を見守ることで、あまりにも様子がおかしい場合は危険と判断し自動的に減速して停車するというシステムであり、安全性の高さをアピールするというものですが、その他にも画像分析によって運転者が飲酒運転やよそ見運転をしないかを判断し、大幅な車線逸脱を防ぐ機能としても役立てられます。

しかしながら、この説明の仕方だと「飲酒運転をすること前提」での話になっているため、そもそもの交通ルールを守らない人たちのために導入した、と考えてもおかしくないレベル。
飲酒をしてしまったら、絶対に車を運転をしてはいけないというのが基本であり、それを破ってしまった場合の予防策としてこの機能を標準的に採用したということになりますが、考え方によっては、このような車の安全装備による過保護化が進んでしまうと、車両価格は更に高くなり購入しにくくなってしまいますし、飲酒運転撲滅どころか、反対に飲酒運転をする人たちが「この車は安全装備が充実しているから」という理由で増えてしまうのでは?と考えてしまいます(それなら飲酒を検知した時点でエンジンがかからない機能を設けた方がずっと良い)。

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自動車メーカは本当に飲酒運転や事故を未然に防ぎたいと思っているのだろうか?

いくら”安心と安全をお金で買う”といっても、やはりそれなりの限度というものがありますし、そもそも飲酒しない人たちにとってこのようなカメラの機能というのは不要でありとんでもない出費にもつながってしまうんですよね。

お酒を飲んでしまったら車には乗らない、飲酒運転するぐらいなら免許返納するといった意識を持たない限りは、そもそも飲酒運転を無くすことはできませんし、今回のような安全というか…過保護機能の増加は飲酒運転抑止には繋がらないと考えています。

何でもかんでも標準装備すれば良いという問題ではない

その他にも、ボルボは自由に速度制限を設定できるキー(通称:ケア・キー)を標準装備することを発表しており、これは運転初心者の家族や友人に車を貸す際に設定することを想定した機能であるとのことですが、この機能も車両本体価格を更に高める機能になることは間違いなさそう。
運転初心者のことを考えることはたしかに重要ですが、ターゲットが非常に限られている分、それなら標準装備にするのではなくオプション扱いにすれば良いのでは?と考えたりもします。

安全装備の充実化を図ることで消費者の安全を守るというのはすばらしいことなのですが、それによって価格アップすることは消費者にとっては決して優しくないことですし、何よりも購入意欲の妨げになることは間違いなさそう。
何でもかんでも標準装備すれば良いとか、安全装備を設ければ良いと言うのは個人的には違うと思いますし、何よりも安全機能に依存して危機意識が薄れてしまうことが一番の問題になると思っています。

Reference:日本経済新聞

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