ベースはやっぱり「F12TRS」?一人のオーナーがフェラーリ「GTC4ルッソT」のフロントエンジンカバーの透明化を計画中
「GTC4ルッソT」のエンジンカバー丸見え計画が進行中
フェラーリの2+2シータGTモデルで、実用性にも長けたトラベルモデルとしても活躍する「GTC4ルッソT」ですが、このモデルを所有するオーナーが、フロントエンジンバフードの一部を透明化させて、エンジンカバーを丸見えにする計画を進めていることがわかりました(加えてソーシャルメディア作成によるレンダリング画像も公開)。
ワンオフモデルからインスパイアされたデザインの可能性も?
フェラーリといえば、ミドシップエンジンモデルのリヤエンジンフードがガラス素材にて仕上げられていて、レッドもしくはカーボンファイバ製エンジンカバーが丸見えになったデザインが印象的ですが、「F12ベルリネッタ/812スーパーファスト/GTC4ルッソ(T)」といったエンジンがフロントにマウントされているモデルに関しては、フロントフードが一部ガラス素材にて丸見えになっているというのはほとんどありません。
ただ、「F12ベルリネッタ」をベースとしたワンオフモデル「F12TRS」のように、一部エンジンフードを切削加工して透明なパネルに置き換えたモデル等はあるとは思いますが、既存モデルのままで加工を施したモデルというのはあまり聞いたことがないため、今回の計画は結構珍しいことだと思いますし、もしかしたらこの「F12TRS」からインスパイアされたデザインなのかもしれません。
ちなみに、「F12TRS」よりも更に後に発表された「F12tdf」ベースのワンオフモデルで、フェラーリを専門とするイギリスディーラのトップであるJohn Collins氏が特別にオーダーし、更には彼のイニシャルを車名に付けた「SP3JC」も、フロントエンジンカバーが一部ガラスになっています。
この加工を施すだけで約300万円も掛かっているとのことですが、今回の「GTC4ルッソT」も一体どれだけの費用が発生するのか、非常に気になるところです。