ブガッティ「ヴェイロン」のプロジェクトリーダーでデザイナーも務めたJozef Kaban氏。何とBMWからロールスロイスへと異動したことが判明

2020-05-27

元ブガッティのデザイナーがロールスロイスへと異動に

ガッティのデザイナーからBMWのヘッドデザイナーへと異動していたJozef Kaban氏が、同じ系列のロールスロイスのデザイン責任者として異動していたことが判明しました。
ロールスロイスCEOであるTorsten Muller Otvosによれば、今回彼のような世界をリードする才能ある人物を迎え入れたことは、間違いなく私たちのビジネスにおいても成功するだろう、と自信を示しています。

なお、今回の異動によって、BMWのヘッドデザイナーは、BMW i及びMデザインの責任者を務めてきたDMagoj Dukec氏がBMWブランド全体の責任者として昇格することになります。


実はブガッティ以外にも様々なモデルをデザインしてきた凄腕

Jozef Kaban氏は、現在46歳のベテランの域となっていますが、20歳のときにフォルクスワーゲン(VW)グループに入社し、若手デザイナーの一人として様々な経験を得た後、すぐにブガッティ「ヴェイロン」のデザインの担当並びにプロジェクトリーダーに立ったエリート。

ブガッティ「ヴェイロン」が成功した後、彼はアウディ→シュコダ→セアトへと異動し、その時にシュコダ「オクタヴィア/ファビア/コディアック」、セアト「アロサ」のデザインを生み出しましたが、BMWに異動してからはこれといった目立つ作品を生み出すことはありませんでした。
基本的には高級志向のデザイン性を生み出すJozef Kaban氏ですが、もしかしたらメーカの方針によっては花開くものとそうでないものがあるのかもしれません。

ロールスロイスは、間違いなく高級路線を突っ走るメーカではあるものの、その確執されたデザイン性を脱却できずにいるため、そろそろこの辺りで大幅なデザイン変更を施すところを期待したいところです。

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Reference:CARSCOOPS