スイスにて、ランチア「NEWストラトス」が遂に目撃に。爽やかなブルーカラーも結構小ぶり?

2020-05-27

~遂に「NEWストラトス」がスイスの公道にて登場~

イタリアの自動車メーカ・ランチアが1973年から1978年に492台のみ製造したスポーツモデル「ストラトス(Stratos)」。
「ストラトス」とは、”成層圏”を意味していて、英語のStratosphereとイタリア語のStratosferaからの造語として”STRATO’S”として誕生しました。

そんなランチア「ストラトス」の最新モデル「NEWストラトス(NEW Stratos)」が、2018年にランチアが製造するのではなくManifattura Automobili Torino(MAT)とNew Statos Gbrの共同開発によって、フェラーリ「F430スクーデリア」をベースに世界限定25台のみ発売。
既にスイス・ジュネーブモーターショー2019でも、納車前の個体が2台出展されていましたが、今回はそれらの個体とは全く別の「NEWストラトス」がスイス・チューリッヒの公道にて遂に目撃されています。


~思ってた以上に小ぶりながらも存在感は圧倒的~

今回目撃されている個体は、ブルーカラーに身を纏った一台で、足元にはレモンカラーのダブル5スポークアルミホイールを装着しています。

スタイリング的には結構カクカクした印象を持ち、サイズ感としても”そこまで大きくない”小ぶりな印象を受ける一台となっています。
っというのも、ベースはフェラーリ「F430スクーデリア」であっても、ホイールベースは200mm短くし、フットプリントサイズは旧モデル「ストラトス」と全く同じとなるため非常にコンパクトな造りとなっています。

リヤデザインはこんな感じ。
リヤテールは単眼タイプとシンプルながら、リヤディフューザーはカーボンファイバを使用したスリット溝のあるワンピース構造を装着。
マフラは両サイド1本だしのシンプルなデュアルエキゾーストシステムを採用しています。

~エンジンは「F430スクーデリア」ベースのチューニングタイプ~

パワートレインは、排気量4.3L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力510ps→550psを発揮するとのことで、8年前に製造されたプロトタイプモデルの「NEWストラトス」よりもパワーアップ。
なお”機械的及び制御装置の改造”により、最高出力600psまでチューンアップすることも可能らしいのですが、これによる追加費用については不明。
価格については、9,350万円からのため、MTの搭載やエンジンチューニングオプション等も含めると余裕で1億円超えするでしょうね。

それにしても…「NEWストラトス」の存在感たるやかなりの迫力があると言いますか…フェラーリやランボルギーニ等のスーパーカーとはまた一味もふた味も違うの独特の世界観を持った不思議な一台となっています。

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Reference:AUTOGESPOT