【インテリア編】トヨタ・新型「RAV4」見てきた!気になる後席やガソリンとハイブリッドモデルの内装の違い、パドルシフトの有無もチェック!【動画有】

2022-06-29

~新型「RAV4」のインテリアを見てきた!~

昨日4月10日(水)、トヨタのオフロード向けSUVモデルとなる5代目の新型「RAV4」が発表・発売スタートとなりました。
既に先行予約はスタートしているものの、これまで現車を確認することはできなかったため、どういった見た目でどれだけの質感なのかをチェックすることはできませんでした。

ですがこの度、ようやく新型モデルの実車を拝見することができ、その質感や見た目等もしっかりとチェックしてきました!
今回は、実車となる新型「RAV4」のインテリアをチェックしてきましたので、早速インプレッションしていきたいと思います。

~まずは新型「RAV4」のグレード別価格帯をチェックしていこう~

今回新しく発売される「RAV4」は、「2.0Lダイナミックフォースガソリンモデル」と「2.5L+電気モータのハイブリッドモデル」の2種類がラインナップされます。
いずれもガソリンの種類はレギュラーになるため非常に経済的ですね。

そして、今回の新型モデルより、2.0Lダイナミックフォースガソリンモデルのみではありますが、”Adventure(アドベンチャー)”と呼ばれる、オフロードチックな外観に仕上げたグレードが登場します。具体的なオプション内容等は以下にて記載していきますので要チェック!

続いて各ラインナップのグレードと価格帯(税込)は以下の通りとなっています。
基本的にはベースグレード以外は全て4WDの設定となっています。

【新型「RAV4」グレード一覧価格帯(税込)】
[2.0Lダイナミックフォースガソリンモデル]
○X(2WD・FF)・・・2,608,200円
●X(4WD)・・・2,835,000円
○Adventure(4WD)・・・3,137,400円
●G(4WD)・・・3,202,200円
○G Zpackage(4WD)・・・3,348,000円

[2.5Lハイブリッドモデル]
○HYBRID X(2WD・FF)・・・3,202,200円
●HYBRID X(E-Four)・・・3,450,600円
○HYBRID G(E-Four)・・・3,817,800円

上の通り、価格幅としては2,608,200円~3,817,800円1,209,600円の差が発生していますが、トップレンジモデルでも400万円を超えなかったのは意外なところ。
ハイブリッドの上位グレードになるとオプションやら諸費用などを加味したら400万円を超えることは間違いないのですが、以下の上位モデルとなる「ハリアー」よりもリーズナブルな価格帯にて購入できるのはうれしいところ。

ちなみに、同社上位モデルとなる「ハリアー」ではガソリンモデルで2,949,480円~3,810,240円ターボモデルで3,380,400円~4,080,240円ハイブリッドモデルで3,774,600円~4,604,040円となっています。


~早速新型「RAV4」のインテリアをチェックしていこう~

~フロントドア~

早速新型「RAV4」のインテリアをチェックしていきましょう。
今回拝見したのは、ハイブリッドモデルで上位グレードの”HYBRID G”となります。
ボディカラーは有償(+32,400円)となるホワイトパールクリスタルシャインを設定しています。

まず、運転席のドアを開けてみますが、ドアを引く際の力はそこまで必要ないものの、しかし高級車っぽい重厚感とスムーズなオープンが可能となります。

内ドア部分を見ていくと、アルミ調のC字フレームがちょっとしたアクセントになり、アウトドアな印象に加えて高級感を追加しています。
このあたりの見せ方はトヨタの上手いところで、ほとんどがプラスチックで集約されているのに、敢えてアルミ調のアクセントを加えることでチープに見せない配慮は本当にレベルが高いです。

ちなみに、内ドアハンドル近くにはシートポジションメモリ(2メモリー付)がありますが、これはHYBRID Gでは合成皮革シートとのセットとなり標準装備となります。

~運転席~

運転席を見ていきましょう。
シートはHYBRID Gの標準装備となるブラックの合成皮革シートにライトグレーのカラードステッチが縫合されたシンプル仕様のベーシックタイプとなっています。

シート調整はもちろん電動式で、運転席8ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下+チルトアジャスタ―)に加えて電動ランバーサポート(運転席/2ウェイ)も標準装備されています。

シートに乗り込んでみると、合成皮革特有のカタサはあるものの、やはりロングドライブに適した素材や座面形状を採用したこともあって、かなりフィットした印象(比較としては三菱・新型「デリカD:5」の本革シートのカタサに近い感じ)。
腰深くまで座り込めるのはもちろんですが、これなら長時間運転しても腰痛に悩むことはなさそう(ちなみに私はヘルニア持ち)。

ちなみにHYBRID G/G/G Zpackageでは、2段階切り替えが可能なシートヒータ(運転席・助手席)が標準装備ですが、シートクーラー(シートベンチレーション)はAdventure以外は装備されていません。

~アクセルペダル~

足元のアクセルはまさかのオルガン式
セールスさん曰く、オルガン式アクセルペダルの中でも更に踏みやすい角度に設計し、長時間踏んでいても疲れにくく、アクセルコントロールしやすいような形状にしているのだとか。
これは実際に試乗してみて体感してみたいところですね。

~ステアリングホイール~

こちらはステアリングホイール。
シンプルな3スポークタイプの本革巻きステアリングホイールで、ホイール上には情報操作系(4方向スイッチ、戻る)と運転支援系(レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト)、そしてオーディオ系(音量、ハンズフリー、モード選択、選曲・選局)が揃えられています。
ステアリングホイールのレイアウトについては、ガソリンモデルとハイブリッドモデル共通となっていて、違いはありませんね。

そして気になるパドルシフトについてですが、これは全グレード共通で装備されていません。個人的には必須装備となっているパドルシフトですが、これの有無で購入する・しないオーナーもいらっしゃると思うので参考にしていただけたらと思います。

ステアリングのサイドを見てみると、チルト・テレスコピック調整は基本的に手動となっていますね。電動調整は上位モデル(「クラウン」や「センチュリー」)でないとかなり厳しそうですね。
なお、エンジンスタートボタンは左ウィンカーのすぐ後ろにあります。

~センターダッシュボード周り~

こちらはセンターダッシュ周り。
最大9インチのT-Connectナビゲーションディスプレイ(税込239,760円)が設定可能で、その下にはエアコンの吹き出し口、更にその下にはエアコン操作計が配置されていますね。

エアコンの操作パネルは非常にシンプル。
タッチパネル式ではなく物理スイッチが配置され、温度や風量は両サイドのダイヤルにて設定が可能となっていますね。
エアコンは左右独立温度コントロールフルオートエアコンが設定され、ハイブリッドモデルでは人が乗っていない席の空調を抑制するS-FLOWを採用し、ガソリン車では全席のみ空調を行う制御を搭載しています。
ちなみにその下には運転席・助手席専用シートヒータ(HI/LOW)がスイッチが設けられています。

さらにその下にはスマートフォンのワイヤレス充電を可能とする置くだけ充電のスペースが設けられていますが、これは全車メーカオプション扱い。
仮に置くだけ充電を設定していなくても、小物類を収納できるだけのスペースが設けられているため非常に便利です。

~センターコンソール~

そしてコチラがセンターコンソールのシフトノブ周り。
ハイブリッドモデルは非常にシンプルで、電動パーキングブレーキブレーキホールドも標準装備されていますね。
特にブレーキホールドは、HOLDスイッチを押して、システムONの状態にしておくことで、渋滞や信号待ちなどでブレーキを踏んで停車したときにブレーキを保持します。アクセルを踏むと解除されるオートタイプになっているので、長時間の運転には重宝すべき機能です。

その下には、「TRAIL」と表記されたスイッチがありますが、これはスタックからの脱出モードに最適な機能となります。
具体的には、空転したタイヤにブレーキを掛けることで、反対側のタイヤに駆動トルクがかかるように制御するものとなります。雪道や泥濘のある道ではかなり重宝されるモードだと思います。

更にその下にはドライブモードセレクト(ECO/NORMAL/SPORT)、そしてEVモードが設けられていますね。

ちなみにガソリンモデルのセンターコンソールはこんな感じ。
先ほどのハイブリッドに比べて、ダイヤル式のドライブモードセレクトから、路面状況に合った4WD性能を最大限に発揮するマルチテレインセレクトと呼ばれる物理スイッチ(6種類)に変更されています。
ちなみに、ガソリンモデル専用グレードのAdventureでは、この物理スイッチがダイヤル式に変更されます。

写真を並べてみるとこんな感じ。
ハイブリッドモデルの方がかなりシンプルで、直観的に操作しやすいそうな印象を受けますね。

センターコンソールよりも手前にはドリンクホルダーが横2列で装備。
縦2行に比べて確実に横2列の方が取り出しは楽ですね。

~後席~

続いては後席を見ていきましょう。
パッと見ではかなり広そうな印象を受けますね。
リヤシートは、リクライニング機構付きの6:4分割可倒式になっているため、積載にも十分に適しています。

シートの質感は上々。実際に座ってみると、フロントに比べて若干カタめに感じますが、子供から大人まで快適に過ごせそうですね。

ちなみに後席に座った時の膝先とシートバックのクリアランスはこんな感じ。
運転席は最適なシートポジションに設定していますが、身長182センチの私でもコブシ1個分のスペースはありますし、更に足元のスペースがかなり広く設けられているため快適ですね。
天井も非常に高いので、座高の高い私でも天井に頭が当たることはありませんでした。

ちなみに後席のエアコン吹き出し口はこんな感じ。
特にこれといった工夫は無く、非常にシンプル。

~トランクルーム~

最後はトランクスペース(ラゲッジスペース)ですが、想像以上に広々で驚き。
このスペースは、リヤシート使用状態でもラゲージの奥行きは1,015mmを確保し、容量は580L(デッキボード下段時)を実現。ゴルフバッグ4個まで収納可能のため、かなり実用性は高そうですね。
リヤシートを前に倒したら車中泊も簡単にできそうです。

新型「RAV4」に関する記事はコチラにてまとめています。

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なお、以下の動画は4月10日の記者発表動画となっています。