世界限定50台&50周年記念モデルの日産「GT-R 50 by Italdesign」が完売していない模様。約1.2億円の価値を見出すのは難しい?

2020-05-27

~実は全く売れていなかった「GT-R 50 by Italdesign」~

先日より開催中のアメリカ・ニューヨークオートショー2019にて、日産とイタルデザインの共同開発によって生み出された特別記念モデル「GT-R 50 by Italdesign」が公開されました。
このモデルは、「GT-R」が誕生して50周年を祝ったモデル、世界限定50台のみ、車両本体価格のみで約1.24億円というとんでもない価格にて販売されています。
日産「GT-R Nismo」をベースとし、パワートレインは排気量3.8L V型6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力720ps/最大トルク780Nmを発揮します。

通常の「GT-R」と大きく異なるところは、イタルデザインによって生み出された特徴的なボディパネルやヘッドライト等で、特にヘッドライトとテールライト、カスタムアルミホイール、大型リヤウィング、グロスシルバーとマットゴールドの特別なペイントスキームは、これまでの「GT-R」には無かった新しい要素ではないかと思います。


~ブランド力やコスト面を見たら購入するにはリスクが大きすぎる?~

そんな過激な仕様とデザイン性を持つ「GT-R 50 by Italdesign」ですが、どうやらこのモデルがまだ50台全て完売していないことがわかりました。
日産は、具体的な台数は明らかにしていないものの、50周年記念とは言えども、それだけのスペックとパフォーマンス、デザイン、そして「GT-R」というブランド力からして約1.2億円というのはあまりにも高価過ぎるのではないかと考えられることから、海外の著名なコレクターも食指が動くような魅力ある商品ではない?と考えているのかもしれません。

個人的な考えとして、「GT-R 50 by Italdesign」とほぼ同じパワーを持つ個体を選ぶのであればマクラーレン「720S」やフェラーリ「F8 Tributo(トリブート)」を購入した方が断然お得でブランド力もある(マクラーレンは新参だからちょっとブランド力は劣るかも…)。

仮にこのモデルを投機目的で購入したとしても、「GT-R」とイタルデザインというブランド力では、新車購入時の金額以上にて転売することができる保証はどこにもないですし(「ラ・フェラーリ」は完売する以前から転売の対象としてピックアップされていた)、今現在でもこのモデルが転売されていないことを考えると、やはり購入するにはかなりリスクの高い一台なのではないかと思います。

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Reference:CARSCOOPS