サイドと後方視界ほぼゼロの”クレイジー・バン”。4.4L V8エンジン搭載で440馬力発揮のダッジ「B-100 Streetvan」が約440万円にて販売中

2020-05-27

~とんでもないダッジのミニバンが販売されているぞ!~

ダッジといえば、V8エンジンを搭載するアメリカンマッスルカー「チャレンジャー/チャージャー」に加え、市販車としては最大級の排気量を持つV10エンジン搭載の「ヴァイパー」がラインナップされていることでも有名ですが、1976年に同社より販売された究極のミニバンモデル「B-100 Streetvan」が約440万円にて販売されています。

今回販売されているモデルですが、ほとんどがオーナーカスタムによって仕上げられたやり過ぎともいえる一台で、その過激ともいえるパープルカラーのボディカラーに身を纏い、現代のラグジュアリーさを追求するトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」等とは大きく異なる、”クレイジー・バン”として登場しています。


~見た目からしてヤバいレベルだ~

まずはデザインから見ていくと、いかにも1970年代っぽいレトロ感漂うフロントデザインを持ち、フロントフードやエアダムには対照的ともいえるゴールドの”DODGE”バッジが貼付されています。
クローム仕上げのフロントグリルやバンパーも、どことなくVIPカー風にも見えますが、コレが純正にて仕上げられているというのが非常に驚き。

フロントプロファイルからみた「B-100 Streetvan」ですが、サイドミラーはサイドウィンドウ下に外付けされたかのようなレトロチックなデザインで、ミラー調整は不可能となっています。

サイドから見てみるとこんな感じ。
後席側のサイドウィンドウは設けられておらず、基本的には助手席から乗り込むスタイルになっているようです(ハイエースに近いかも?)。

ちなみに足元には、15インチのCragarホイールとCooperCobraタイヤを装着。これは純正ではなくオーナーチョイスの社外製ですね。
フロントディスクブレーキは、フェード耐性のあるブレーキング機能を提供しているとのことですが、何分40年以上経過しているので、ブレーキング性能がどこまで効くのかは不明。

~後方視界はほぼゼロに近い?~

リヤデザインはこんな感じ。
まさかのリヤハッチガラスは設けられておらず、ルーバー的なモノしか設けられていないという不便さ。ちょっとランボルギーニ「ミウラ」をイメージさせるようなデザインです。
完全にサイドと後方視界は無視した、”ただ前に向かって誰よりも速く走る”ことだけを優先させたクレイジーな一台となっていますね。

~インテリアも実用性を完全無視したオリジナルカスタム~

インテリアもマジでやり過ぎ。
ダッシュボード周りやフロアカーペット(別名:エンジェルヘアカーペット)も全てボディカラー同様にパープルとブラックを組合わせた毛皮にて仕上げられています。これはかなり手入れが難しそうですね。
シートもベージュ系で、土足厳禁且つアウトドアには向いて無さそうなインテリアデザインです。

ちなみに、エアコン類は問題なく操作可能とのことですが、かなり強烈な冷風もしくは熱風が吹くとのことなので、快適性はちょっと損なう部分があるかも…

気になるパワートレインですが、排気量4.4L V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力440hpを発揮するとのこと。
トランスミッションは3速AT搭載で、動作温度を制御し続けるために、比較的大きなサイズとなるアルミ製ラジエータ等が装備されているそうです。

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Reference:Streetsideclassics.com