ジャガー「XJ220」が2台まとめてオークションにて出品→落札へ。合計落札額は意外にも控えめの約9,000万円に

2020-05-27

~あの希少性の高い「XJ220」の価値が下落気味?~

先日、イギリスにて開催されたシルバーストーン・オークション・ブリティッシュ・マルケス(Silverstone Auctions British Marques)とクラシックカーの販売部門より、2台の色違いとなるジャガー「XJ220」がオークションにて出品され、合計約9,000万円にて落札されたことがわかりました。
「XJ220」は、幻のレーシングプロトタイプ「XJ13」をモチーフにした世界限定281台のみ生産された個体で、その希少性はフェラーリ「F40」やポルシェ「959」よりも高いといわれいましたが、今回のオークションにおいてかなり控えめな落札額となっています。

今回出品された個体は、1997年モデルと1995年モデルの2台で、前者となる1997年モデルは、スパシルバーと呼ばれるボディカラーにて仕上げられ、走行距離は約20,000kmとそこまで走り込まれていない極上モデル。

インテリアは、スモークグレーにて仕上げられ、ちょっと珍しい左ハンドル仕様となっていますが、こちらはドイツにて一番最初に納車された個体だそうです。
なお、このモデルの最終落札価格は約4,230万円となっています。


~ブルーの個体も低走行ながらもそこまで価値は上がらず…~

もう一方の1995年式の個体は、何ともスポーティなル・マンブルーのボディカラーにて仕上げられ、走行距離は僅か1,100kmの超極上の一台。

インテリアはこんな感じで、右ハンドル仕様ながらもシートは先ほどのシルバーの個体と同じスモークグレーに仕上げられています。
なお、このブルーの個体はマレーシアのスーパーカーコレクターが所有していた一台で、定期的なメンテナンスも実施済み。
最終落札価格は約4,750万円となっています。

ちなみに「XJ220」のパワートレインは、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550ps/最大トルク646Nmを発揮する圧倒的なパフォーマンスを誇る個体。
本来ならばV型12気筒エンジンを搭載する予定だったものの、インテリアのコストが相当にかかってしまい、予算の関係上ダウンサイジングせざるを得ない状況となり、V型6気筒ツインターボに変更したという裏話もあったりします。

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Reference:TheSupercarBlog.com