トヨタ「ハイエース」ベースの高級ミニバン「グランビア(Granvia)」は何とアドブルーレス?!維持費も抑えられ車両価格は約615万円から

2020-05-27

~新型「グランビア」の詳細情報が明らかに!~

トヨタ台湾は昨日5月21日、オーストラリア市場での年内発売に向けて「タラゴ(日本名:エスティマ)」の後継モデルとなる新型「グランビア(Granvia)」を世界初公開。
このモデルは、以前大きな話題となった新型セミキャブオーバーモデル「ハイエース(Hiace)」をベースとした高級ミニバンという位置づけとなり、ボディサイズとしては全長5,300mm×全幅1,970mm×全高1,990mmと大柄で、6人乗り用と9人乗り用の2種類がラインナップされます。

▽▼▽関連記事▽▼▽


~装備内容は「アルファード/ヴェルファイア」に匹敵するほどの贅沢仕様~

インテリアにおいては、プレミアムシートやトヨタのセーフティセンス機能のフルスイート、そして最高の乗り心地と安定したハンドリングを提供する4リンク式コイルスプリングリヤサスペンションを提供するとのことで、先日上海モーターショー2019にて発表されたレクサス「LM」やトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」にも負けない上質な一台となる模様。

その他、2列目にはレザーとパワー調整を採用したキャプテンシートやアメニティグッズ、そして実用性を向上させるパワースライド式後部スライドドア、4口のUSBポートと合計12スピーカーを備えるトヨタ最新世代のマルチメディアシステムも提供します。

安全性については、9つのエアバッグとアクティブクルーズコントロール、[昼]歩行者サイクリスト検知機能を備える衝突防止安全システム(PCS)、TRCトラクションコントロールシステム、上り坂アシストシステム、DRCCレーダー誘導距離制御固定速度システム、AHBインテリジェントハイビーム自動切り替えシステム、ABSアンチロックブレーキシステム、LDAレーンオフセット警告システム、後部座席サイドエアカーテン、RCTAリヤクロストラフィックアラート、ブラインドスポットモニタ、PVMパノラマ画像システムを標準装備します。

~エンジンはディーゼル一択、しかもアドブルーレスでコスパ最強~

そして気になるパワートレインについてですが、どうやら1GD型の排気量2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力177hp/最大トルク450Nmを発揮するとのことで、多人数乗用車での市街地走行や山道での軽快な加速とトルクを提供できるハイパフォーマンスなエンジンとなるようです。

なお、ディーゼルエンジンにてよく見られる排ガスについてですが、2019年2月に発表された三菱・新型「デリカD:5」ではアドブルー(尿素)を充填することで排ガスを抑えるといった技術が採用されるも、維持費や手間の面であまり評判はよくありませんでした。
しかし、新型「グランビア」ではアドブルーレスになるということで、尿素の充填作業はもちろんのこと、ランニングコストも大きく抑えることのできるお財布にも優しい一台になるようです。

トランスミッションについても、安定のアイシン製6速オートマチックトランスミッション(マニュアルモード付)を採用し、トルクフルなディーゼルターボエンジンとの相性も抜群とのこと。

なお、最小回転半径は5.5mと非常に小回りが利き、何と「エスティマ」の5.7m~5.9mよりもクイックな操作が可能となるため、駐車スペースでの取り扱い性もかなり高そうですね。

~現地価格は意外にもリーズナブル?!~

なお気になるグレード別の価格帯についてですが、当初は550万円以上と高額(装備内容等を見たら納得)でしたが、ほんの少しアップした程度ですね。
以下が台湾現地のグレード別価格帯となります。

【新型「グランビア」グレード別価格帯一覧】
6人乗り豪華:約615万円(174.9萬元)
6人乗り旗鑑:約657万円(186.9萬元)
9人乗り豪華:約619万円(175.9萬元)
9人乗り頂級:約636万円(180.9萬元)
9人乗り旗艦:約661万円(187.9萬元)

☆★☆ミニバン関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS, ToyotaTaiwan