【一体何馬力?】トヨタ・新型「GRスープラ」をシャシダイに載せてみた。何とカタログ公称値よりも高い馬力を発揮することが判明!【動画有】

2020-05-27

~カタログスペックはあくまでも参考値。「GRスープラ」はそれを遥かに上回るパワーを持つ~

5月17日より発売スタートしたトヨタの最新2ドアスポーツクーペ「GRスープラ(GR Supra)」。
BMWとの共同開発になるものの、基本的には新型「Z4」と同じエンジンとプラットフォーム、そしてインテリアの一部のパーツ類を使用しています。

しかしながら、カタログスペック(公称値)においては排気量3.0L 直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載しながらも、最高出力335hp/最大トルク494Nmを発揮と「GRスープラ」の方が若干低いことが明らかとなっています。

今回、自動車ニュースサイトCar&Driverの情報によると、アメリカ・ミシガン州Dearborn Heightsにあるシャシ台に「GRスープラ」を載せて馬力計測してみたところ、何とカタログスペックよりも更に高い最高出力339hp(+4hp)/最大トルク578Nm(+84Nm)であることが判明しました。


~BMWのエンジン自体がかなり高いスペックを持っている~

もちろん、エンジン以外にて装備されるトランスミッション等の細かいパーツ類も装着した場合のエンジンパワーが、どれだけ失われるかについての正確な数値は不明。
それでも約10%の低下が考えられるとするならば、エンジン単体では約380hpまで発揮することを意味しているため、かなりハイパワーな一台であることがわかりますね(ちなみにメーカが示すエンジン出力というのはあくまでもエンジン単体のみなので、その他のパーツ類を組合わせてのパワーチェックではない)。

元々BMWのエンジンについては、公称値として表している最高出力を”最低保証値”としているケースが多く、実際にシャシダイに載せて計測すると、その公称値よりも高いことがほとんどだそう。
そうなると、BMW・新型「Z4」も同様のことが言えると思いますが、これについても近日中に計測される可能性が高そうですね。

なお、Car&Driverの説明によれば、今回の新型「GRスープラ」の計測では、クルマのトルクコンバーターが回転数のレンジより高いところまで完全にロックされることはないとのことで、達成されるピークトルク値が少し膨らむ可能性もあると指摘しています。

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Reference:CARSCOOPS