予想外のサプライズ。グランテスタ金沢主催のフェラーリツーリングに登場した「488ピスタ」を見ていこう【動画有】

2022-06-29

~フェラーリツーリングでは圧倒的な存在感だった「488ピスタ」~

昨日5月26日(日)、北陸唯一のフェラーリ正規ディーラであるグランテスタ金沢さん主催のフェラーリツーリングに参加してきましたが、その際に同社スペチアーレモデルとなる「488ピスタ(488 Pista)」が登場。
「488GTB」のハイパフォーマンスモデルで、限定販売ではないものの、限られた特別なオーナーにしか販売されない個体でもありますが、まさか今回のツーリングに参加されるとは思ってもいませんでした…完全にノーマークだったと言いますか、思いもよらないサプライズ登場でしたね。

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~早速「488ピスタ」の芸術的なデザイン性を見ていこう~

「488ピスタ」は、以前にグランテスタ金沢さんにて特別展示されていましたが、今回登場の個体はその特別展示とは異なるロッソコルサのモデル。
センターのシルバーチックなカラーと紺色系のストライプが入った個性的なカラーとなりますが、「488ピスタ」ではこういったカラーリングが非常に主流なのだそう。

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フロントフードのダクトの形状は何ともダイナミックで、空気を大量に取り込むフロントエンドのS字ラインを描くエアインテークから、このフードへと抜けていく仕組みとなっています。

ちなみにフロントエンドのS字ラインに描かれたエアインテークはこんな感じ。
周りにはカーボンファイバパーツが採用され、空力特性を考慮した複雑な設計が施されています。

サイドステップ部分ももちろんカーボンですが、こちらはオプションにて設定が可能。

リヤフェンダー上部のダクトにもカーボンファイバが使用されていますね。
とりあえずブラックの部分は全てカーボンにて設定されているため、相当なオプション費用がかかっていると思われます。

足もとにはデュアル5スポークのシンプルなブラックホイールを装着。
5穴式のボルトはチタン製と非常に軽量ですが、このボルト1本だで1万円以上しますので、4本分すべてで計20万円以上となります。

インテリアは外観と共通化させたレッドのアルカンターラ&ファブリックのバイマテリアルスポーツシートを設定。
その他のオプションは不明ですが、恐らくインテリアのオーナメントパネルもほぼカーボン仕上げではないかと推測します。

リヤデザインはこんな感じ。
リヤバンパーとリヤディフューザーの素材はそれぞれ異なり、特に一体型のリヤアンダーバンパーとリヤディフューザーの構造は複雑ながらにウィングレット等も装備され空力特性が大幅に向上。

マフラも若干上部に設けられているため、リヤディフューザーのデザインの自由度が向上し、これによってフロントからリヤにかけての空気の抜け方がより一層に向上するのでしょうね。見事に計算された一台だと思います。

最後はスペチアーレモデルのベースとなった「488(スパイダー)」と「488ピスタ」のフロントフェイス。
こうしてみるとデザインベースは基本的に同じですが、エアインテークやボンネット形状は全く異なっていることがはっきりとわかるかと思います。