フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型「タント/タント・カスタム」まとめ②。新型のデザインやグレード別価格帯、見積もり内容、最新納期情報、そして実燃費等を全てまとめてみた

2020-05-27

~Part①に引き続き、これまでの新型「タント/タント・カスタム」の情報をまとめてみた~

2019年7月9日(火)より発表・発売される待望のフルモデルチェンジ版・ダイハツ新型「タント/タント・カスタム」ですが、当サイトでも特別な機能や追加装備内容、一部の主要緒元、カタログ燃費/実際にサーキットにて走行時の実燃費、ボディカラー、オプション、概算価格、セールスさんの試乗感想そして新型「タント/タント・カスタム」のカタログ画像、未だ明らかにされていない新技術等、正式な先行予約日や納期、グレード別価格帯といった細かい情報を展開してきました。

既に機能面や装備内容、燃費、ボディカラー、グレードに関するまとめ記事(Part①)は公開しましたが、今回は新型のデザインや、グレード別価格帯、見積もり内容、納期、実燃費といった更に詰め込んだ内容のまとめ記事Part②を公開していきたいと思います(前回同様にかなりのボリュームになっているのでご注意ください)。

当ブログでは、情報が分かり次第展開しているので、見方によっては小出しにしているというイメージもありますが、少しでもタイムリーな情報はいち早くお伝えしていきたいので、今後もこういったスタイルは崩さないようにしていきたいと思います。

▽▼▽新型「タント/タント・カスタム」まとめ関連記事はコチラ!▽▼▽


~新型「タント/タント・カスタム」のデザインってどうなるの?~

新型「タント」を見ていこう

まずは、今回のフルモデルチェンジ版となる新型「タント」のフロント・リヤデザインを見ていきましょう。

まずボディカラーですが、今回のフルモデルチェンジで新たに導入される”マスタードイエローマイカメタリック”に仕上げられていますね。
名前だけ聞くと「イエローって大丈夫なの?」という反応をとりそうですが、いざ現車を見てみるとそこまで違和感のないマイルドな色合いとなっています(ちょっとレモン系に近い?)。

続いて具体的な変更点としては、まずフロントヘッドライトが細目でフラットに変化しましたね。ただ、輝度としては新型のヘッドライトの方が高く、全グレードでLEDヘッドライトが標準装備となります(現行モデルは標準がハロゲン)。

一方でリヤテールランプは、シンプルな縦型になっていますが、新型「タント・カスタム」とは異なるデザインで、逆U字形状の曲線を描くランプになります。そういった意味では結構構成的なデザインになると思います。

またフロントヘッドライトに沿ったダイハツのエンブレム周りはブラックのパーツが設けられ、パネルではなくグリルデザインに変化していますね。
それよりも下の部分については現行モデルのデザインとそこまで変更点は無いかと思いますが、やはりヘッドライト周りが大きな変化と言えそうです。

ちなみにコチラが現行の「タント」。
ヘッドライトのデザインが変更されるだけで印象が大きく変化しますね。
足元のホイールデザインは大きく変化はないものの、新型のデザインは男性でも女性でも気兼ねなく乗れるようなちょっとしたアグレッシブさと柔らかな印象を持つ仕上がりになっていると思います。

新型「タント・カスタム」を見ていこう

続いては新型「タント・カスタム」を見てみましょう。
最上位グレードのターボ系となる”カスタムRS”で、ボディカラーはメーカオプション扱いとなる”[ルーフ]ブラックマイカメタリック×[ボディ]シャイニングホワイトパール”
この他には、コンフォータブルパックやスマートクルーズパック、スマートパノラマパーキングといったメーカオプションがてんこ盛りの一台となります。

この後公開する”プレミアム”と呼ばれるパッケージングオプションでは、ボディカラーがブラックだったのでグリルとボディパネルの区別が付きにくいと思いますが、ボディカラーがホワイトとなるため、どのあたりがグリル部分となるかがはっきりとわかるようになっています。

フロント・リヤフォグ周りはメッキを使用せずにブラックパーツのみと非常にシンプルながら、全体的に引き締まりを強化した顔つきとなっています。
あと、ホワイトのボディカラーなのではっきりとわかりますが、ドアサイドパネルにはブラックのアクセントパーツも標準にて装備されています。

また現行とは大きく異なるフロントデザインで、どことなくレクサスのスピンドルグリル風にも見えるのもちょっとおもしろいところですね。

~オプションがパッケージングされた新型「タント・カスタム」を見ていこう~

こちらが外観に関するオプションがパッケージングされた、新型「タント・カスタム」のフロントフェイスとリヤデザイン。
こちらのブラックの個体は、ダイハツのメーカ・ディーラオプションを組合わせたアナザースタイリングパッケージの一つで、「タント・カスタム」専用の”プレミアム”と呼ばれるパッケージングオプションの外観となります(その他のテーマには「プレミアムPLUS/スポーツ/エアロスタイリッシュ/カジュアル」もアリ)。

具体的なメーカオプションとして「LEDフォグランプキット(メッキ)/リヤリフレクターガーニッシュ(メッキ)」と、ディーオプションとなる「フードガーニッシュ(メッキ)/バックドアスポイラー/バックドアガーニッシュ(メッキ)」が装備されているため、ベースの顔つきとは若干異なるのでご注意を。

なお現行モデルと比較すると非常にわかりやすいと思いますが、現行モデルのフロントにはメッキ調のパーツが多用されているのですが、(ディーオプションのメッキパーツを装着しない)ベースの新型「タント・カスタム」はメッキ調をほとんど多用せず、ブラックのパーツが非常に多くなっています

そのため、デザインとしては非常にスタイリッシュで引き締まった形になっているのですが、フロントヘッドライトのセンターには、メッキ調のパーティションのようなものが装備され、二段タイプに分かれているのが確認できるかと思います。
このパーティションのようなところが、シームレスタイプのLEDデイタイムランニングライトになり、かなりアグレッシブな顔つきへと変化します。

リヤテールランプも縦型となり、複雑なデザインになっていることがわかりますね。
ライトが点灯した際の画像等もあるのですが、諸々の関係で今回は省略させていただきます。

また足元の16インチアルミホイールもマルチスポークタイプでかなりクール。
基本的には上位グレード”カスタムRS”に装着されるホイールとなるようです。

~新型のウィンカーは点滅するの?それとも流れるの?~

新型「タント/タント・カスタム」の”ウィンカー”についてですが、ノーマルの新型「タント」はフロント・リヤ共に点滅式となり、スポーティな顔つきとなる新型「タント・カスタム」はフロントのみ流れるタイプのシーケンシャルウィンカーでリヤは点滅になると言われています。

ただ、新型「タント・カスタム」のシーケンシャルウィンカーは、ホンダ「N-BOX Costum」のようにちょっと長めのウィンカーではなく、流れる範囲が非常に狭いので、ほとんど点滅しているようにしか見えないとのこと(この辺りは現車を見てみない判断が難しそうです)。

~新型「タント/タント・カスタム」のグレード別価格帯をチェックしていこう~

まずはグレードをおさらい

新型「タント/タント・カスタム」のグレードについてですが、スタンダードの「カスタム」とスポーティなデザインの「タント・カスタム」それぞれ大きく3グレードに分けられています。
各モデルの最上位グレードとなる「ターボX/カスタムRS」はターボエンジンを搭載し、それ以外は自然吸気エンジンを搭載しています。
なお、いずれのグレードも2WD/4WDが設定可能となっています。

新型「タント/タント・カスタム」のグレード別一覧は以下の通り。

【新型「タント/タント・カスタム」グレード一覧】
[タント]
・エントリーグレード”L”(スマートアシスト非装着)[2WD/4WD]
・エントリーグレード”L”[2WD/4WD]
・中間グレード”X”[2WD/4WD]
・上位グレード”ターボX”[2WD/4WD]

[タント・カスタム]
・エントリーグレード”カスタムL”[2WD/4WD]
・中間グレード”カスタムX”[2WD/4WD]
・上位グレード”カスタムRS”[2WD/4WD]

新型「タント」のグレード別価格帯を見ていこう

まずは、新型「タント」のグレード別価格帯をチェックしていきましょう。
今回はベースグレード”L(スマートアシスト非装着)”の価格は省いていますのでご了承くださいませ。
以下が新型「タント」のグレード別価格帯となります!(併せて現行「タント」のグレード別価格帯も)

【新型「タント(ノーマル版)」グレード別価格帯一覧(8%税込)】

・エントリーグレード”L”[2WD]・・・1,306,800円(現行比+約2.1万円)
・エントリーグレード”L”[4WD]・・・1,431,000円(現行比+約1.7万円)

・中間グレード”X”[2WD]・・・1,463,400円(現行比+約4.3万円)
・中間グレード”X”[4WD]・・・1,587,600円(現行比+約4.3万円)

・上位グレード”ターボX”[2WD]・・・1,560,600円(現行比+約5.9万円)
・上位グレード”ターボX”[4WD]・・・1,684,800円(現行比+約5.9万円)


【現行「タント」グレード別価格帯一覧(8%税込)】

・エントリーグレード”L SAⅢ”[2WD]・・・1,285,200円
・エントリーグレード”L SAⅢ”[4WD]・・・1,414,800円

・中間グレード”X SAⅢ”[2WD]・・・1,420,200円
・中間グレード”X SAⅢ”[4WD]・・・1,544,400円

・上位グレード”ターボX SAⅢ”[2WD]・・・1,501,200円
・上位グレード”ターボX SAⅢ”[4WD]・・・1,625,400円

・最上位グレード”G SAⅢ”[2WD]・・・1,533,600円
・最上位グレード”G SAⅢ”[4WD]・・・1,657,800円

・特別仕様車”VS SAⅢ”[2WD]・・・1,485,000円
・特別仕様車”VS SAⅢ”[4WD]・・・1,609,200円

現行モデルと比較して約1.7万円~約5.9万円の価格アップとなっていますね。
大きくはフルモデルチェンジによる新プラットフォームDNGAの採用と、安全装備の充実化が主かと思いますが、それでも10万円にも届かない程に価格を抑えているのには驚きましたね。

ちなみに、競合モデルとなるホンダ「N-BOX(ノーマル)」の価格帯は1,385,640円~1,880,280円となるため、全体的に見ても非常に購入しやすい価格帯ではないかと考えています。
あとは、ここからオプションを設定した際にどれだけ価格アップするかだと思いますが、安全装備となるメーカオプションは結構高額になると聞いているので、やはり最上位グレードともなれば190万円前後になるのではないかと考えています。

新型「タント・カスタム」のグレード別価格帯を見ていこう

続いては新型「タント・カスタム」のグレード別価格帯をチェックしていきましょう。
以下が新型「タント・カスタム」のグレード別価格帯となります!(併せて現行「タント・カスタム」のグレード別価格帯も)

【新型「タント・カスタム」グレード別価格帯一覧(8%税込)】

・エントリーグレード”カスタムL”[2WD]・・・1,549,800円
・エントリーグレード”カスタムL”[4WD]・・・1,674,000円

・中間グレード”カスタムX”[2WD]・・・1,668,600円(現行比+約7.5万円)
・中間グレード”カスタムX”[4WD]・・・1,792,800円(現行比+約7.5万円)

・上位グレード”カスタムRS”[2WD]・・・1,749,600円(現行比+約4.3万円)
・上位グレード”カスタムRS”[4WD]・・・1,873,800円(現行比+約4.3万円)


【現行「タント・カスタム」グレード別価格帯一覧(8%税込)】

・エントリーグレード”X SAⅢ”[2WD]・・・1,593,000円
・エントリーグレード”X SAⅢ”[4WD]・・・1,717,200円

・上位グレード”RS SAⅢ”[2WD]・・・1,706,400円
・上位グレード”G SAⅢ”[4WD]・・・1,830,600円

・特別仕様車”XトップエディションVS SAⅢ”[2WD]・・・1,630,800円
・特別仕様車”XトップエディションVS SAⅢ”[4WD]・・・1,755,000円

・特別仕様車”RSトップエディションVS SAⅢ”[2WD]・・・1,695,600円
・特別仕様車”RSトップエディションVS SAⅢ”[4WD]・・・1,819,800円

現行モデルと比較して約4.3万円~約7.5万円の価格アップとなっていますね。
新型「タント」では、グレードが上がることでその価格差も広がっていましたが、新型「タント・カスタム」では、その反対でグレードが上がることに価格差が縮まっていることが確認できますね。
新型「タント」同様、大きくはフルモデルチェンジによる新プラットフォームDNGAの採用と、安全装備の充実化が主かと思いますが、現行「タント・カスタム」では装備されているものが、新型ではオプション扱いになったりで価格差を広げないようにしているのかもしれませんね。

ちなみに、競合モデルとなるホンダ「N-BOX Custom」の価格帯は1,698,840円~2,080,080円となるため、スタンダード仕様同様に全体的に見ても非常に購入しやすい価格帯ではないかと考えています。

~新型「タント/タント・カスタム」の見積もり内容をチェックしていこう~

続いては、新型「タント/タント・カスタム」の見積もり内容を公開していきたいと思います。
実は新型「タント/タント・カスタム」の見積もり開始は6月7日(金)からとなっているのですが、今回は特別に先行にて見積もりを作成させていただきました。

ただ、メーカオプション(安全装備のパッケージング)の価格帯が明確に決まっていないので、そういったメーカオプションは一旦抜きにして必要最低限となるディーラオプションを装備したらどれだけの支払金額となるのかを公開していきたいと思います(あくまでも目安です)。

なお、新型「タント/タント・カスタム」にて標準装備される安全装備と、メーカオプションは以下の通りとなります。

【新型「タント/タント・カスタム」安全装備一覧】
[標準装備]
・衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・車線逸脱警報機能
・誤発進抑制制御機能(前方・後方)
・先行車発進お知らせ機能
・オートハイビーム
・【NEW】車線逸脱抑制制御機能:ステアリング操作をアシスト
・【NEW】ADB(アダプティブドライビングビーム)
・【NEW】標識認識機能(進入禁止)
・【NEW】ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)

[メーカオプション]
【NEW】全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)[ターボX/カスタムRSのみ設定可能]
・【NEW】LKC(レーンキープコントロール)[ターボX/カスタムRSのみ設定可能]
【NEW】スマートパノラマパーキングアシスト[全グレード設定可能]
・【NEW】サイドビューランプ[全グレード設定可能]

なお既に各ディーラでは、仮先行予約シートというものが配布されていますので、そちらにて希望のグレードのみを選択していただき先行予約することが可能になっています。

本気で検討されている方や、まずはツバ付け程度で予約だけして、6月7日(金)のときにすぐさまオーダーをしたいという方には打ってつけのシートだと思いますし、更に成約された方には先行予約特典として「ロボットクリーナー(AIM-RC21)」「スマートスピーカー(Google Home)」「電気ケトル(BALMUDA The POT)」「カタログギフト(ア・ラ・グルメ)」の何れかが無料にてプレゼントされるようになっています。
ご検討の方はお早めに(もちろん、既に各ディーラではセールスマニュアルも配布され、新型のデザインやスペック、新機能なども確認できます)。

新型「タント」の見積もりをチェックしてみよう

まずはスタンダード仕様となる新型「タント」の見積もり内容から。
今回はエントリグレード”L”と中間グレード”X”、そして上位グレード”ターボX”の3種類の見積りを取得しています。
いずれも駆動方式は2WDとなっていますが、4WDを検討されている方は+124,200円分追加していただけたらざっくりとしたイメージが付くかと思われますので、ご参考までに。

エントリーグレード”L”[2WD]

[グレード/駆動方式:L/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブラックマイカ
インテリアカラー:ファブリック(ライトグレー)

①車両本体価格:1,306,800円
②メーカ&ディーラオプション:191,744

[ディーラオプション内訳]
・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706円
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ:149,299円
③諸経費:166,576円
総支払額(①+②+③):1,665,120

エントリーグレード”L”[2WD]の見積もり内容は上の通り約166.5万円となりました。
メーカオプションとなるボディカラーやパッケージングオプションは設定せず(っというかまだ価格が決まっていない)、ディーラオプションは本当に必要最低限となります。
加えて諸費用に関しましても、下取り金額は無しで、税金関係や初回3年分(車検付)のメンテナンスパック(+61,600円)等と、こちらも必要最低限にて設定できるものだけを加味しています。

こうしてみると、車両本体価格+約35万円の諸費用(オプション込)にて購入できる計算となるため、意外と価格は抑えられているのではないかと思いますね。
他のグレードにおいても、車両本体価格以外はほぼ同じ価格になっていますので、参考程度に見ていただけたらと思います。

ただ、安全装備に関するメーカオプションが追加されると、簡単に+10~20万円の価格アップになってしまうので、こういった安全装備は絶対に必須という方にとっては220~240万円程は見積もっておいた方が良いかもしれませんね。

中間グレード”X”[2WD]

[グレード/駆動方式:L/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブラックマイカ
インテリアカラー:ファブリック(ライトグレー)

①車両本体価格:1,463,400円
②メーカ&ディーラオプション:191,744

[ディーラオプション内訳]
・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ:149,299円
③諸経費:167,576円
総支払額(①+②+③):1,822,720

中間グレード”X”[2WD]の支払総額は、約182.2万円となりました。
車両本体分の価格アップはもちろんですが、トータルだけで見ると新型「タント・カスタム」最上位グレード”カスタムRS(4WD)”の車両本体価格に近いところまでアップしていますね。

上位グレード”Xターボ”[2WD]

[グレード/駆動方式:L/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブライトシルバーメタリック
インテリアカラー:ファブリック(ライトグレー)

①車両本体価格:1,560,600円
②メーカ&ディーラオプション:191,744
[ディーラオプション内訳]

・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ:149,299円
③諸経費:168,576円
総支払額(①+②+③):1,920,920

上位グレード”X(2WD)”の支払総額は、約192.1万円となりました。
2WDの上位グレードでも、何とか200万円以内に収めることはできましたが、4WDモデルは完全に200万円オーバーになりますね。
なお、ここで大きく気にしておきたいのが値引き情報だと思いますが、新型モデルは大幅な値引きは全く期待できません。

新型「タント・カスタム」の見積もりをチェックしてみよう

続いてはスポーツ志向の新型「タント・カスタム」の見積もり内容をチェックしていきましょう。
今回はエントリーグレード”カスタムL”と中間グレード”カスタムX”、そして上位グレード”カスタムRS”の3種類の見積りを取得しています。
いずれも駆動方式は2WDとなっていますが、4WDを検討されている方は+124,200円分追加していただけたらざっくりとしたイメージが付くかと思われますので、ご参考までに。

エントリーグレード”カスタムL”[2WD]

[グレード/駆動方式:カスタムL/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブラックマイカ
インテリアカラー:ファブリック(ブラック)

①車両本体価格:1,549,800円
②メーカ&ディーラオプション:191,744

[ディーラオプション内訳]
・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706円
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ(7インチ):149,299円
③諸経費:166,576円
総支払額(①+②+③):1,908,120

前回のスタンダード仕様「タント」と同様ではありますが、必要最低限のオプションに設定するとエントリーグレード”カスタムL”[2WD]の見積もり内容は上の通り約190.8万円となりました。
全く同じオプション内容でありながら、スタンダード仕様「タント」と比べると約24万円もアップしてかなり高くなっていますね。
※諸費用に関しましても、下取り金額は無しで、税金関係や初回3年分(車検付)のメンテナンスパック(+61,600円)等と、こちらも必要最低限にて設定できるものだけを加味。

ちなみに、上のスタンダード仕様と同様で今回見積もりに記載されているナビゲーションディスプレイは、最も安価な7インチナビを設定しています。
それ以外にも高精細HD液晶を採用した8インチナビは約20万円、今回より新しく登場する9インチナビは約26万円となっていますが、メーカオプションとなるスマートパノラマパーキングアシスト(全グレード設定可能)を設定する場合は、このオプションと連携できるナビゲーションが9インチと7インチのみとなります。

また、スマートパノラマパーキングアシストとナビゲーションを連動するためには、「パノラマモニター対応純正ナビ装着キット」が必須になり、こちらはオプション費用として+59,400円となります。
従って、スマートパノラマパーキングアシストパノラマモニター対応純正ナビ装着キットも追加オプションとすると、必然的に+10万円~+20万円コースになってくるので、上の見積もりに加味すると確実に200万円オーバーとなります。

この辺りは予め自身で設定した予算と相談しながら、慎重にオプション決めをしていく必要がありそうですね。
もちろん、今後当ブログではメーカオプションの価格も公開していくので、そちらを参考にしながらセルフ見積もりをするのもありかもしれませんね。

中間グレード”カスタムX”[2WD]

[グレード/駆動方式:L/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブラックマイカ
インテリアカラー:ファブリック(ブラック)

①車両本体価格:1,668,600円
②メーカ&ディーラオプション:191,744

[ディーラオプション内訳]
・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706円
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ(7インチ):149,299円
③諸経費:167,576円
総支払額(①+②+③):2,027,920

中間グレード”カスタムX”[2WD]の支払総額は、約202.8万円となりました。
遂に中間グレードで200万円の大台突破ですね。
必要最低限のオプションを設定しても200万円超え…最近の軽自動車は安全装備が充実化する一方で本当に高くなっています。。。

上位グレード”カスタムRS”[2WD]

[グレード/駆動方式:L/FF(2WD)(税込)]
ボディカラー:ブラックマイカ
インテリアカラー:ファブリック(ブラック)

①車両本体価格:1,749,600円
②メーカ&ディーラオプション:191,744

[ディーラオプション内訳]
・フロアマット(グレー):17,993円
・サイドバイザー:18,706円
・ナンバーフレームセット:5,746円
・ワイドスタンダードメモリーナビ:149,299円
③諸経費:168,576円
総支払額(①+②+③):2,109,920

中間グレード”カスタムRS”[2WD]の支払総額は、約210.9万円となりました。
参考までにですが、メーカオプションフル装備(ボディカラーも2トーン仕様)、ディーラオプションも9インチナビやパノラマモニター対応純正ナビ装着キットを装着しての総支払額は240万円以上になりますのでご注意を。

ここまで来るとコンパクト乗用車とほとんど変わらない値段になってきますし、値引きも2~4万円と全く期待できないので、現行モデルを大幅値引きにて購入する?等の選択肢も含めておくと良いかもしれません。

~気になる新型「タント/タント・カスタム」の納期は?値引は?~

なお、5月末時点にて先行予約する場合、納期は7月末~8月頭になるとのこと。
発売スタートする7月9日(火)の時点では、ある程度のオーダーが予想されるため、もしかすると9月に入るかもしれないとのことですし、消費税10%に上がる10月までに納車させたい方は、遅く7月中旬のオーダーがリミットになると考えた方が良さそうです(その頃には展示車もしくは試乗車がギリギリ準備できていると思われる)。

また値引については、どんなに頑張っても2~4万円が限界と言われています。
もし現行タントを下取りに出すということであれば、それなりに下取り額のアップは期待しても良いとのことですが、それ以外は中々に難しいとのこと。

~新型「タント/タント・カスタム」の完成度が気になる?ちゃんとセールスさんの試乗感想記事もアップしてます!~

新型「タント/タント・カスタム」のデザインや価格、見積もりは公開したものの、肝心の走行性能や乗り心地が気になる!っという方にはご安心を。
しっかりとダイハツディーラのセールスさんが試乗してきた感想を以下の関連記事にまとめていますので、こちらにてその詳細をチェックしていただけると幸いです。
完成度としてはかなり高く、競合モデルにしっかりと食らいつけるだけの性能を持っているようなので、検討されている方にとっては重要な情報だと思います。

▽▼▽スタンダード仕様の新型「タント」の試乗感想記事はコチラ!▽▼▽

▽▼▽新型「タント・カスタム」の試乗感想記事はコチラ!▽▼▽

~新型「タント/タント・カスタム」の実燃費は?~

続いては、ダイハツディーラのセールスさん情報から得られた実燃費についてご紹介していきたいと思います。

カタログ上に記載されている燃費と、実際に走行した際の燃費では、どうしてもその人の走り方によって乖離が見られるため、「実際に走った時の実燃費ってどうなのよ?」と疑問に思う方が非常に多いかと思います。

そこで今回は、ダイハツディーラのセールスさんが新型「タント/タント・カスタム」に試乗した際に実燃費をまとめて頂いたので、そちらの情報を展開していきたいと思います。
もし新型「タント/タント・カスタム」を検討されている方がいらっしゃいましたら、是非とも参考にしていただけたらと思います。

~新型「タント/タント・カスタム」の燃費は悪そうに見えて実は悪くない?~

今回、セールスさんの特別な計らいによってご紹介させていただく実燃費情報ですが、実は新型のカタログ燃費って、現行モデルに比べて-2km/L以上悪化しているんですよね。

車体重量は30~40kg近く軽量化されているのに、エンジンとトランスミッションが全く新しくなったことで、燃料効率並びにエンジンレスポンスが大幅に向上したため、その分燃費を犠牲にする結果となりました。

ただ、ここで見られる燃費の数値というのはカタログ値であって、実際に公道を走行した際にどれだけ乖離があるのか、現行モデルよりも圧倒的に”悪くなっているのか”を考えてみると、むしろ実燃費は現行よりも新型の方が優れていることがわかりました(この情報はある意味重要かもしれない)。

一体なぜなのか?既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、早速確認してみましょう。

~まずは新型「タント/タント・カスタム」のカタログ(JC08モード&WLTC)燃費を見ていこう~

参考までに、新型「タント/タント・カスタム」のグレード別JC08モードの燃費と、より現実的なWLTCモードの燃費をまとめていますので、チェックしてみてください。

【新型「タント/タントカスタム」グレード別燃費(JC08モード/WLTCモード)
[タント2WD]
・エントリーグレード”L”(スマートアシスト非装着):27.2km/L / 21.2km/L
・エントリーグレード”L”:27.2km/L / 21.2km/L
・中間グレード”X”:27.2km/L / 21.2km/L
・上位グレード”ターボX”:25.2km/L / 20.0km/L

[タント4WD]
・エントリーグレード”L”(スマートアシスト非装着):25.4km/L / 20.4km/L
・エントリーグレード”L”:25.4km/L / 20.4km/L
・中間グレード”X”:25.4km/L / 20.4km/L
・上位グレード”ターボX”:23.8km/L / 18.8km/L

[タント・カスタム2WD]
・エントリーグレード”カスタムL”:27.2km/L / 21.2km/L
・中間グレード”カスタムX”:27.2km/L / 21.2km/L
・上位グレード”カスタムRS”:25.2km/L / 20.0km/L

[タント・カスタム4WD]
・エントリーグレード”カスタムL”:25.4km/L / 20.4km/L
・中間グレード”カスタムX”:25.4km/L / 20.4km/L
・上位グレード”カスタムRS”:23.8km/L / 18.8km/L

今回セールスさんが試乗したのは、前輪駆動(FF)系の自然吸気モデル”X/カスタムX”とターボモデルの”ターボX/カスタムRS”となっています。

いずれの燃費をチェックしてみると、最も現実的な公道走行を想定したWLTCモードだと、自然吸気系は21.2km/L(JC08:27.2km/L)ターボ系は20.0km/L(JC08:25.2km/L)で、双方そこまで大きな燃費差はありません。

新型モデルの実燃費はどうよ?

上のカタログ燃費の情報をもとに、実際にサーキットにて試乗してみたところ、サーキットだと急加速・急減速はもちろんのこと、何かと乱暴な運転をすることが多い為、どうしても燃費の悪い走りを行ってしまいます。

セールスさんは、試乗する際に燃費メータを必ずリセットしてサーキット走行を行ったとのことですが、急加速や急減速、際どいコーナリング走行を行った際の新型モデルの実燃費は自然吸気系が平均で11.5km/Lターボ系が平均で10.8km/Lだったとのこと。

その後、サーキットを数周回って高速道路(90km/h~100km/h)を想定するような安定した定速運転を行ったところ、自然吸気系が15.5km/Lで、ターボ系が14.0km/Lだったそうです。

現行モデルの実燃費はどうよ?

現行モデルにおいても、新型モデル同様に自然吸気系(JC08:28.0km/L)とターボ系(JC08:26.0km/L)にて同じ条件の走りを行ったとのことですが、自然吸気系の実燃費は平均で10.2km/Lターボ系が平均で9.2km/Lだったそうです。

この時点で、実燃費では新型モデルよりも悪くなっていることが明らかとなりましたが、安定した高速走行においても自然吸気系が14.1km/Lで、ターボ系が12.4km/Lと、これまた新型モデルよりも悪化していることがわかるかと思います。

~一概にカタログ燃費だけを見て良し悪しを判断するものではない?~

上の燃費データを改めて比較してみると・・・

[サーキット走行想定の実燃費]
自然吸気系:(新型)11.5km/L(現行)10.2km/L
ターボ系:(新型)10.8km/L(現行)9.2km/L

[高速道路走行想定の実燃費]
自然吸気系:(新型)15.5km/L(現行)14.1km/L
ターボ系:(新型)14.0km/L(現行)12.4km/L

新型の方が乱暴な走りであっても、高速道路を想定したような一定の高速走行においても低燃費であることが分かりますね。

これはおそらく、車体重量の軽量化に加えて、入力負荷の軽減や変速速度と燃費性能を向上させる新世代トランスミッションと、燃焼効率を向上させた最新エンジンによって、急加速であっても必要最小限の燃料消費に抑えることができているからかもしれませんね。

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