トヨタ新型センチュリーが”シレッ”と一部改良で価格も2,008万円に。+12万円の価格アップとその価値は?法規制遵守により安全性も強化

2021年5月に新型センチュリーがシレッと一部改良版として販売へ

トヨタの最上級フラッグシップサルーンで公用車としても注目されている新型センチュリー(Toyota New Century)。

和製ロールスロイスとも呼ばれ、その見た目はもちろんのこと、車内の快適性も国産モデルとしてトップクラスを誇るほどです。

そんな新型センチュリーが、2021年5月にさりげなく一部改良版として発売されていたことが明らかとなりました。


内外装やボディカラーはそのままに、大きく変更されたのは法規制準拠による安全性の強化

今回の一部改良により変更されたポイントは以下の通りで、何れも新保安基準による安全性の強化がメインで、特に内外装デザインの変更も無ければ、ボディカラーの縮小・拡大も無し(従来通り全4色をラインナップ)。

◇オートライト機能の追加

◇事故自動緊急通報装置の国際基準対応

オートライト機能については、ウィンカーレバーにあるヘッドライトダイヤルが強制的に”AUTO”になるというもので、走行中はLEDデイタイムランニングライトやヘッドライトがOFFにならないように。

その一方でヘッドライトの点灯タイミングも、新保安基準に従って照度が1,000ルクス未満になった場合に強制的に点灯します。

既に数多くの新型車にて導入されているオートライト機能ですが、特にヘッドライトの点灯タイミングは「まだ外が明るいのに、あまりにも早く点灯してしまう」といった問題もあり、しかしこの点は国が定めた以上変更することは不可能であり、ディーラーなどでヘッドライトのタイミングをズラすことは不可能になっています。

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一方の事故自動緊急通報装置については、トヨタのコネクティッドサービスT-Connectの機能の一つであるヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)としてサービスを実施中。

このヘルプネット機能は、事故が起きてエアバッグが作動した際、自動で専用のオペレーターに通報され、オペレーターの呼び掛けに乗員が応じないときはオペレーターが緊急車両を手配するというもの。

これについては、2017年11月に事故時の時刻や位置情報、車両情報、通報の自動・手動識別などの国際基準が設けられているため、必然的に今回の新型センチュリーでも適用されることになります。

今回の一部改良による価格アップは+12万円…つまり車両本体価格だけで2,000万円台に突入!

なお今回の微小ともいえる一部改良により、改良前の車両本体価格に対して+12万円アップとのことで、遂に2,008万円という車両本体価格になりました。

はたして+12万円アップの価値があるのかは不明ですが、一部改良後に公用車として導入されるのかも気になるところです。

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