2,000万円以上のテンペスタ・パッケージを装備し、2億円以上の価値を持ちながらも”何か微妙…”と批判を受けるパガーニ「ウアイラ」がオークションに登場。一体何が微妙なのか?

2020-05-27

~パガーニ「ウアイラ」の中でも”微妙”と言われた個体がオークションに登場。一体何が微妙なの?~

2019年8月中旬より、RMサザビーズ・オークションにて世界限定100台のみ販売された2014年式のパガーニ「ウアイラ(Pagani Huayra)」が出品されることが判明しました。
今回出品される個体は、2015年6月にコネチカットのMiller Motorcars社からオーナーへと納車された希少な個体で、インテリアには”Scozia”と呼ばれるイタリアのエキゾチックなタータンのデザインを施す個性的なオプションを設定しています。


~微妙とは言いながらも4,000万円近くのオプションが設定された一台~

ボディカラーについては、グリジオシルバーストーンに身を纏い、その他のオプションにはブラックのブレーキキャリパやアップグレードされたパーキングセンサー、カーボンファイバフロントスプリッター、約200万円もするトラベル用荷物セットを装備し、これらだけでオプション総額は約1,650万円にも上ります。

また、オーナーは数年先のリセール面を考慮して、新デザインのアンダーボディやカスタムフロントスプリッター、リヤディフューザー、Ohlinsショックアブゾーバー、フロント20インチ・リヤ21インチのゴールドアルミホイール、チタン製エキゾーストシステムをセットしたテンペスタパッケージ(Tempesta Package)も装備され、これらのパッケージオプションで約2,380万円にも上ります。

ちなみに、パガーニ「ウアイラ」が世界限定100台のみ販売されたうち、75台はワンオフにて製造されているのですが、残りの25台はワンオフではなくパガーニが指定するオプションから選択されたシンプルなモデル。
今回の出品モデルはワンオフではないため、パガーニの中でもわりかしシンプルな部類に入るのですが、走行距離も2,414kmのみとほぼ新車レベルの保管状況となっています。

オークションでの予想落札価格も約2.1億円というとんでもない価値を持つ一台なのですが、なぜか世間から”とてつもなく微妙”という声が多数あるそうで、その声のほとんどがインテリアデザインにあるそうです。

~こちらが”微妙”と言われているインテリアデザイン~

こちらが多くの批判を集めているインテリア。
パガーニのインテリアはアンティーク調で非常に美しいことでも有名ですが、今回批判を受けているのはシートデザインですね。

こちらのタータンデザインがあまりにも古臭く、アンティーク調のインテリアパーツともミスマッチであり、例えパガーニブランドのクルマであっても乗るには恥ずかしいとの厳しい意見が多数寄せられているそうです。

車両としての価値は十分にある今回の「ウアイラ」ですが、デザイン面で多くの批判を受けたことにより、もしかすると落札されない?との声もあるそうですが、それでも何だかんだで売れてしまうのがパガーニ。
車のデザインに批判はつきものですし、それだけ注目されている個体なわけですから、今回のモデルも予想落札に近い値段で売れることは間違いないと思います。

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Reference:CARSCOOPS