排気量5.9L V8エンジンで1,350馬力発揮なのにレギュラーガソリン仕様。量産車最速を目指すSSC「トゥアタラ(Tuatara)」が遂に市販化へ!

2020-05-27

~遂に最強の直線番長が市販化へ!~

アメリカ・ワシントン州を拠点とするスーパーカー・メーカのシェルビー・スーパーカーズ(SSC north america)の「トゥアタラ(Tuatara)」が遂に販売スタートし、2019年10月~12月頃には初期ロットモデルが続々と納車される予定となっています。


~最強の競合に立ち向かうクレイジーな直線番長~

このモデルは、先代モデルとして販売された「アルティメイト・エアロ(Ultimate Aero)」の後継モデルとして発表され、2018年8月に量産前のプロトタイプモデルがペブルビーチにて公開されたことで一躍有名となったアメリカン・ハイパーカーであり、後にもスペックは記載しますが、競合モデルにはケーニグセグ「アゲーラRS/ジェスコ」、そして同国ヘネシー・パフォーマンス「ヴェノムF5」を対象とした、世界最速の直線番長を名乗る1台となります。

まずは世界最速記録を保持するケーニグセグ「アゲーラRS」の447.19km/hを圧倒するため、新開発のミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤ(フロント245/35Y 20・リヤ345/30YR20)を装着することで、最高時速482km/hを実現します。

~ノンハイブリッドのため車体重量は僅か1,240kgと超軽量、しかもガソリンはレギュラー?!~

「トゥアタラ」は、フルカーボンファイバボディとカーボンファイバモノコックを採用した軽量モデルで、その車体重量は僅か1,240kgと超軽量。

気になるパワートレインは、これまで公開されてきた通りの排気量5.9L V型8気筒ツインターボエンジンをミドシップに搭載し、最高出力は1,350psを発揮します。
しかもこのエンジン、大排気量ながらも91オクタン価燃料、すなわちレギュラーガソリンにて運転することが可能となるため、色んな意味で経済的にも優しい?一台となります。

もちろん、上記にレギュラーガソリンを上回るE85バイオ燃料を使用すれば、驚異の最高出力1,750ps以上を発揮でき、先ほどの最高時速482km/hにまで到達することが可能となります。

トランスミッションについては、100ms以下のシフト変換が可能なCIMA 7速ギアボックスを搭載し、直線のパフォーマンス性としては0-100km/hの加速時間が2.5秒、ゼロヨン加速時間は僅か9.75秒と、とんでもないスペックを持ちます。

なお、抗力係数は0.279と非常に少ない数値(サイドミラーレスで格納式)となっていますが、参考までに空力特性が非常に優れているトヨタ「プリウス」は0.33、マクラーレン「セナ」は0.31、そしてそれらよりも更に優れているのがアウディ「A4」の0.23となります(別サイトでは「トゥアタラ」の0.279が自動車史上最も抗力係数が低いと記載されていますが誤り)。

車体サイズについては、全長4,632mm×全幅2,065mm×全高1,066mm、ホイールベース2,672mmと、まさしくニュージーランド産のトカゲ「トゥアタラ」の名にふさわしいロング感を持っています。

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Reference:motor1.com