アウディ最強のフラッグシップ・ハイパフォーマンス新型セダン「S8」が衝撃デビュー。何とオフロードにも対応する四輪独立サスペンションを持つオールラウンダーに

2020-05-27

~これまでに無くパワフルなスポーツサルーンが登場~

アウディは現行のフラッグシップ4ドアセダンモデル「A8」を2年ほど前に発表しましたが、このモデルをベースにした更なるハイパフォーマンス新型セダンモデル「S8」を世界初公開しました。

今回発表された個体は、既存の「A8」に搭載される6気筒エンジンではなく、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+48V電気モータを組合わせたマイルドハイブリッドを搭載し、システム総出力563hp/最大トルク800Nmと、とんでもなくパワフルな一台へと進化。


~何とサーキットだけでなくオフロードでも刺激的な走りを可能に~

新型「S8」では、プレディクティブ・アクティブ・サスペンションなるものを標準採用しているとのことで、このシステムは様々な状況下において動きを制御するために各車輪を個別に上下することが可能な、ちょっとオフロードチックな側面も持つ一台となっています。

具体的には、フロントに搭載されるカメラにて、目の前に穴が検出されたら、それに応じてサスペンションが自動で調整されるそうで、更にはアウディのドライブシステムをダイナミックにセットし、2.5°のボディロールを制限する先進的な技術が搭載されています。

また駆動方式も、四輪ステアリングとスポーツディファレンシャルを備える四輪駆動(クアトロ)を採用しているため、低速と高速の両方において操縦性を一気に向上でき、サーキットでの刺激的な走りも体感できるようになっています。

~外観の変更は微妙ながらも、スポーティな顔付は十分~

なお外観についてはかなり微妙な変化ではあるものの、フロントヘッドライトとインテーク部分は一部再設計が施されていますね。
足元にはシンプルな5スポークホイールを装着し、フロント・リヤには”S8”のバッジを貼付しています。

リヤデザインについては大きな変化は無いものの、最近のトレンドになりつつあるセンターストリップタイプのリヤテールランプや、両サイド2本だしとなるスポーティなクワッドエキゾーストシステムもインストールしています。

インテリアはこんな感じ。
コックピットは基本的にフルデジタルスクリーンを採用し、センターコンソール周りの操作系もほぼタッチパネル式になっていますね。この辺りは新型「Q7」とも共通といった感じでしょうか。
なお安全装備も充実しているそうで、そのために車両には12台の超音波センサーや6台のカメラ、そしてレーザースキャナーが搭載されているそうです。

こちらはシート周り。
ブラックのみのスポーツレザーシートにダイヤモンドステッチを施し、スポーツモデルであることを意味する”S”のエンボス加工も施されています。

なお、このモデルに関する価格帯については後日明らかになると思いますが、欧州市場では従来のスポーツセダン、そしてアメリカではロングホイールベースモデルも追加ラインナップされることが確定しています。

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Reference:motor1.com