ギニア副大統領から押収したケーニグセグ「One:1」がオークションへ→ケーニグセグCEO「そんな安すぎる予想落札価値を付けるな!」とオークション会社に激怒

2020-05-27

~もしかしたら世界で最も激安の「One:1」になっていたかもしれない…~

先日、赤道ギニアの副大統領であるテオドロ・ンゲマ・オビアン・マングエ氏(父はギニア大統領であるテオドロ・ンゲマ・オビアン・ムバソゴ氏)から押収したランボルギーニ「ヴェネーノ」やケーニグセグ「One:1」、ブガッティ「ヴェイロン」を含む約20台のスーパーカー達がオークションにて出品されることをご紹介しましたが、これについてケーニグセグCEOであるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が激怒している模様。

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~チャリティオークションと言えども市場価値を下げることは、ブランドイメージを傷つけることに~

この中で、世界限定6台+1台のみ販売されたケーニグセグ「One:1」に関して、クリスチャン・フォン・ケーニグセグCEOが、オークションを主催するBonhamsが設定した予想落札価格 約1.94億円~2.48億円があまりにも安すぎると指摘し、「One:1の市場価値を大きく引き下げ、ケーニグセグというブランドを深く傷つけている。Bonhamsはこれまで出回った実績ある価値に対して全く関心を持っていない」と激怒。

これに対し、Bonhamsオークションは若干の価格修正を行った(といっても約3億円程)そうですが、それでもケーニグセグCEOは「これまでの市場価値に全く近づいていない!ふざけんな!」と更に激怒した模様。

なお、「One:1」は過去これまで中古車市場もしくはオークションにて出品された際の平均的な金額としては、約8億円程であるとして、特に7台目に作られたプロトタイプモデルについては、モナコ在住の女性レーシングドライバーでアスリートも務め、元モデルの経験も持つロシア出身のカリーナ・リマさんが所有していますが、その購入価格は約7億円であり、もしオークションにて出品した際には10億円近くの価値があると言われています。

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そう考えると、今回の予想落札価格である約1.94億円~2.48億円はあまりにも安すぎる価格であるため、考え方によっては「One:1」の市場価値とイメージが失墜し得る危険な価格設定なのかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS