フルモデルチェンジ版・ホンダ新型「フィット4(FIT4)」にタイプRが設定されるとの噂は本当?実際にディーラに行って確認してきた
~次期「フィット・タイプR」は本当に登場するの?~
今年10月よりいよいよ登場するホンダのフルモデルチェンジ版・新型「フィット4(Fit 4)」ですが、このモデルについて新たなるハイパフォーマンスモデル「フィット4・タイプR」が登場するとの噂が浮上。
自動車ニュースサイト・ベストカーでもこうした情報が大きく取り上げられていますが、本当にタイプRが登場するのかどうか、現時点で把握している情報含めディーラにて確認してみたところ、「フィット・タイプRの市販化の予定は今のところ全く聞いていない」と説明しており、一方でスポーツグレードの”RS”についてはラインナップを予定しているとのことでした。
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~元々は次期「フィット4」にVTECターボ搭載の噂→タイプRという流れに?~
もともと噂されていた次期「フィット・タイプR」ですが、おそらく新型「ヴェゼル・ターボ」に搭載される排気量1.5L 直列4気筒VTECターボをベースとし、最高出力170hp以上を発揮するホットハッチをイメージしていたのだと考えられますが、確かに「フィット」ベースの派生モデルとして誕生した「ヴェゼル」からそういったハイパフォーマンスモデルが登場したのであれば、流れとして「フィット」にもハイパフォーマンスモデルを投入するのは容易に想像は可能。
ただ、そこまでして”タイプR”というブランド名を加味する必要性があるか?と言われると疑問符が付くところで、それであれば「フィット・ターボ」と名付ければ良いだけの話だと思うのですが、ベストカーは何を意図して”タイプR設定”と説明しているかは全くもって不明。
~改めて次期「フィット4」はどういったスペックを持つ?~
なお、2019年10月24日の東京モーターショー2019にてジャパンプレミア予定となっている4代目の次期「フィット4」ですが、今回のフルモデルチェンジによって外観のデザインが変更されることはもちろんのこと、燃料タンクが前席下に配置されるセンタータンク・レイアウトはそのまま継承され、リヤシートアレンジといった独自機能もそのまま踏襲されることが判明しています。
そして今回のフルモデルチェンジによって大きく注目されているのがパワートレインで、排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンのダウンサイジングターボ化に加え、これまではシングルモータだったものが、待望の2モータ式となる”i-MMD”に改良されることで、燃費の向上がメインというよりも、モータのアシスト力が向上し、トルクフルで効率の良さを両立した先進的なハイパワーモデルとなることが期待されています。
こうした技術は、新型「インサイト」同様に高速走行時にエンジン直結状態へと切り替わったダイレクト感のある走りと低燃費を実現することができるので、これまで以上に楽しく、これまで以上に財布に優しい一台になることは間違いなさそう(イニシャルコストは財布に優しくないと思いますが…)。
なお、ボディスタイルとしてはMPV風のハッチバックとクロスオーバーの2種類がラインナップされるかもしれない(トヨタ「アクア」と同じ手法)とのことで、クロスオーバーモデルが登場する場合はルーフレールや3ナンバー化を実現するホイールアーチモールやドアアンダーガーニッシュといった更なる追加装備が施されることになると思われます。