ブラジルの工場にて、ランボルギーニやフェラーリのレプリカモデルを”本物”と偽って製造する工場を摘発。低品質且つ古い材料を使用しながらも約700万円にて販売した疑い

2020-05-27

~ブラジルでこれだけ大事になるのなら、中国ではもっと大事になってもおかしくないはずだが…~

ブラジル・サンタカタリーナ州のイタジャイ市にある謎の工場にて、ランボルギーニやフェラーリに模したレプリカモデル8台が発見され、更にはそのレプリカモデルをユーザーに”本物である”と偽り高値で販売していた疑いがあるとして警察に摘発されたとのこと。

警察の調べによると、販売されていたレプリカモデルのランボルギーニやフェラーリ等のスーパーカーを約517万円~約700万円にて販売していたとのことで、更に使用している材料は非常に古いもので、その仕上がりはかなりの低品質だったとわれています。

また地元のFolha deSaoPaulo新聞でも、各スーパーカーには大排気量エンジンが搭載されていたわけではなく、シボレー「オメガ」の排気量2.0L 直4エンジンが搭載されていたとのことで、この辺りもユーザーに販売する際に「本物のエンジンである」と偽っていたことが判明。
なお、この件についてサンパウロ法律事務所は、この工場に騙されて購入したユーザーからの起訴により、更なる調査を進めていくと説明しています。


~細かく見ていくと確かに低品質だが、パッと見では本物と見間違えても仕方がない?~

また工場から確認された各種パーツを見ていくと、シートにはそれらしいエンボス加工が施されたエンブレムがありますが、シート形状は非常にチープで、一部カビも生えていたそうです。

こちらはランボルギーニのエンブレムとバッジとなりますが、これらは全てオークションサイトにて購入したものばかり。

アルミホイールも社外製で格安の物を調達し、ランボルギーニもしくはフェラーリのバッジを貼付することで本物のように見せかけていたそう。

はたから見ると確かに完成度は高そうに見えるのですが、細かく見ていくとかなり品質は低く、錆びもいくつか確認されているようです。

なお今回発見されている未完成のスーパーカー8台と、偽のパーツや金型は全て押収され、これらを製造していた親子2人を逮捕。
彼らは”合法的なプロトタイプモデルを製造していた”と説明していますが、恐らく工業所有権に対する罪で起訴されることになるでしょう。

こちらはランボルギーニ「ウラカンRWD」でしょうか。
新聞では”低品質”と記載されていますが、画像だけで見てみると本物と見まがう程上手く作られているように思いますね。

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Reference:motor1.com