えっ、もう?2019年モデルとなるスバル・新型「アウトバック/レガシィ」に早くもリコール。溶接不良でダクトカウルが外れる・ケガをする恐れアリ

2020-05-27

~これはスバルの出鼻を挫くリコールに~

スバルは先ほど、アメリカ市場向けに2020年モデルとなる新型「アウトバック(Outback)/レガシィ(Legacy)」を発売スタートし価格も明らかにしましたが、ここにきてまさかのアメリカ仕様となる2019年モデルの「アウトバック/レガシイ」の2車種・計2,107台に製造過程において不具合があったとしリコールを発令しています。

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~スバルはあくまでも下請メーカに問題があると主張~

今回スバルのプレスリリース内容によると、NHTSAへと届け出た2019年モデルの新型「アウトバック/レガシィ」において、ダクトカウルと呼ばれるパーツのスポット溶接が不十分であった可能性が高く、最悪の場合ダクトカウルが走行中に外れて落下する恐れがある、もしくは溶接が不十分で表面が荒れていることから、素手で振れた場合にケガをする恐れがあると説明。

想定されている溶接ポイントとしては、エンジンベイのリヤ部分で、フロントガラス基部のプラスチックカウルの下にあるものを指しており、この部分についてはスバルが調達している下請けメーカの製造不良であると主張していて、スポット溶接が上手くできず接着できないまま組み付けを進めていた恐れがあります。

なお、このポイントについての検査がどのように行われたのか不明ですが、過去にスバルが引き起こした不正検査と大きくかかわることになれば非常に大きな問題へと発展しかねません。
下請けメーカの不具合であったとしても、その問題を初回組立て時に気付けなかったスバルサイドにも問題があるわけで、しっかりと対策をとってほしいところ。

ちなみに対象としているモデルは、2019年5月31日~2019年6月6日に製造された新型「レガシィ」142台と、新型「アウトバック」1,965台の計2,107台となっています。

スバルの調査によれば、今回対象としているモデルの内、約12%程が実際に不具合の問題を引き起こしている可能性が高いものの、これによる事故は発生していないと説明しているため、大きな事故へと発展する前に迅速かつ適切な対応と対策をお願いしたいところですね。

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Reference:motor1.com