ライバルはスズキ・新型「ジムニー」?インド・マヒンドラ「タール」が年内にフルモデルチェンジへ、見た目は完全にジープ「ラングラー」だった件
~次期「タール」は間違いなく”あの”モデルに寄せてきている?~
インドの自動車メーカであるマヒンドラが、今月よりいよいよ施行された排ガス規制と次なる安全基準の厳格化に備え、同社主要SUVモデルとなる「タール(Thar)」をフルモデルチェンジすることが分かりました。
年内発表が予定されている新型「タール」ですが、今回デジタルアーティストによって作成されたレンダリングが公開されているも、フロントマスクはまさかのジープ「ラングラー」。
初代から既に「ラングラー」の面影を見せていた「タール」でしたが、今回のフルモデルチェンジにより更にそのデザインが洗練され、アグレッシブ且つオフローダーチックに変化することが期待されています。
改めてレンダリング画像を見ていくと、フロントエンドにはシグネチャー7スロットヴァーティカルグリルやフロントフェンダーマウントインジケーター、ワイド且つフラットなボンネットと丸型ハロゲンヘッドランプと、レトロ&モダンな要素をしっかりと維持したデザインにまとめられていますね。
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~外観だけでなくインテリアも大幅に改良されることに~
リヤデザインを見ていくと、サイドヒンジテールゲートと垂直のレンガ型コンビネーションランプ、そして過激なオーバーフェンダーがボルトオンされたアクティブなスタイリングとなっています。
インテリアについては特に描かれていませんが、より実用性を考慮したダッシュボードやキャビンなど、大きく再設計されることになります。
なおダッシュボードはオールブラックになると思われ、ダイヤル間に大きなMIDが統合されたデジタルインストルメントパネルや多機能ステアリングホイール、円形のACベント、シルバーのアウトラインを備えたACコントロールダイヤル、パッセンジャーグラブハンドル等、普段何気なく使用されるものすべてが大きく改良されることになると思います。
なお新型「タール」は、より高い安全性を得るために2019年10月1日より新たな基準として設けられるBNVSAPクラッシュテストをクリアできるだけのボディオンフレーム構造へと再設計され、更にはABSや運転席エアバッグ、リヤパーキングセンサー、スピードアラートシステム、そして7月1日より施行されたAIS-145安全基準に準拠した機能が採用されます。
気になるパワートレインについては、新開発の排気量2.0L BS6に準拠する直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、最高出力140ps/最大トルク300Nmを発揮。
トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は四輪駆動モデルのみがラインアップされる予定となっています。
なお、マヒンドラ曰く競合モデルはスズキ・新型「ジムニー」と説明していますが、意外にもジープ「ラングラー」はそこまでライバル視していないのがちょっと不思議だったりします。
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Reference:IndianAutosBlog