スズキの販売台数低迷で主要モデル「アルト/スイフト/ワゴンR」の大幅割引するも全く売れず→生産工場での生産能力倍増計画は中止に

~想像以上にインド市場でのスズキの売上げは悪いようだ~

前回の記事にて、インド市場をメインに販売を続けるマルチ・スズキが、2019年6月の売上高が前年比14%も減少していたことが明らかとなり、「イグニス(Ignis)/バレーノ(Baleno)/シアズ(Ciaz)/Sクロス(S-Cross)/セレリオ(Celerio)/アルト(Alto)/ディザイア(Dzire)/スイフト(Swift)/ワゴンR」の大幅値引きにて販売していましたが、これでも中々販売台数を伸ばすことが難しくなっているため、インド・グジャラート州の自動車生産工場にて当初予定されていた生産能力倍増計画が中止となったことが明らかとなりました。

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~そもそもどれほどの生産能力で、どれだけの生産能力を向上させようと思っていたのか?~

マルチ・スズキは現在、グジャラート工場だけで年間50万台レベルの生産能力をもち、僅か2ラインで各々25万台を生産してきましたが、2020年までに3番目の生産ライン(年間計75万台)が完成する予定で、更にここに新たなる設備投資によってもう1セット(+3ライン)分の生産工場が建設されることにより、年間計150万台を製造できる計画を立てていましたが、これらが全て中止に。

こういった販売不振に陥った原因としては、不安定な燃料価格や高い貸出し金利と景気衰退が大きいとして、これによる2019年度第一四半期は6.1%増と持ちこたえるも、2020年度第一四半期では18%減と大幅に下がる可能性が高いと予想されています。

同社は、インフラストラクチャの開発が全く進められておらず、更には生産工場に必要とされる熟練の労働者を雇わなければならないという課題もあったため、そういった人物の雇うことやインフラ事業を展開させるためには、相当なコストがかかるわけで…しかし売上げは予想以上に伸びていないことから、とても工場を増設する余裕などないのが現状。

同社は今後、こうした自動車販売台数の低下を何としてでも止めるべく、インド市場では重課税を免除することが可能なEVモデルの開発や、充電設備の拡大といったインフラ関係にも大きく力を注いでいくとのことですが、まずはこうした全く新しいジャンルを開拓するための準備や周囲の認知度向上のためにも、更にコストがかかることは間違いないので、マルチ・スズキとしての課題をクリアすることはまだまだ先の話になりそうですね。

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Reference:IndianAutosBlog

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