フォルクスワーゲンの新しい中国ブランド・ジェッタから新型「VS5」デビュー!価格は何と同じプラットフォームを採用する「ティグアン」よりも圧倒的に安い約142万円から

2020-05-27

~フォルクスワーゲングループが中国市場向けに新たなエントリーブランドを展開!~

フォルクスワーゲングループが新たに展開する中国市場向け低価格ブランド・ジェッタ(Jetta)より、初のコンパクトSUVモデル「VS5」を世界初公開しました。

このモデルは、中国フォルクスワーゲンChengdu工場にある合弁会社によって製造されるもので、ベースモデルとしては同じフォルクスワーゲングループとなるスペインの自動車メーカ・セアト「アテカ」がベースになっていて、そのサイズ感としては全長4,419mm×全長1,841mm×1,616mm、そしてホイールベースが2,630mmと非常にワイドでダイナミックなボディとなっています。

しかもこのモデル、フォルクスワーゲングループの低価格ブランドでありながらも、先ほどのセアト「アテカ」やシュコダ「カロック」、そしてフォルクスワーゲン「ティグアン」と同じMQBプラットフォームを採用しているため、非常に上質な乗り心地を提供します。


~トランスミッションは安心の日本製、しかし価格帯はドイツメーカ史上最安値となる140万円台~

気になるパワートレインについてですが、今ところ1種類のみとなる排気量1.5L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力150ps/最大トルク250Nmを発揮。
トランスミッションは、日本メーカ・アイシン精機製となる5速MTもしくは6速ATの何れかから選択が可能になっています。

なお、「VS5」に1.5TSI Evoユニット並びに7速DSGデュアルクラッチトランスミッションを搭載しなかった理由としては、恐らくコストが大きく影響していると思われ、必要最低限の技術とパワーを要する”移動するための車両”という考えの下で製造している可能性がありそうですね。

そして気になる価格帯については、かなり激安となる約142万円からの販売(同じプラットフォームを採用するフォルクスワーゲン「ティグアン」でも約370万円から)ということで、ドイツ主体で開発したクロスオーバーモデルが160万円以下にて販売されるのは世界初となり、更にこのジェッタブランドは、2019年末までに200以上の販売店をオープンする計画があるそうで、独自の流通ネットワークを中国にて持つ予定となっています。

「VS5」の初期ロットモデルは9月を予定していますが、今後更に7人乗りの大型SUVモデル「VS7」や、コンパクトセダン「VA3」を販売する予定となっています。

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Reference:CARSCOOPS