【本当に発売するの?】ZOZOTOWN前澤社長もオーダー中のメルセデスベンツ「AMG One」は、2021年まで出荷されないことが判明。最悪の場合F1エンジンの再設計により、今後も更に開発が遅れる恐れも

2020-05-27

~「AMG One」の開発は想像以上の苦境に立たされている~

メルセデスベンツが世界限定275台のみ販売し、ZOZOTOWNの前澤友作CEOやカーガイ(CarGuy)の木村武史CEOもオーダー中のプラグインハイブリッド・ハイパーカー「AMGワン(AMG One)」ですが、現在このモデルの開発が大幅に遅れていることは前回のブログでもお伝えしましたが、ドイツの自動車Webサイト・Auto Motor Sportの最新レポートによると、今度は2021年までデリバリーされないことに加え、今後更に開発期間が遅れる恐れもあると説明しています。


~メルセデスのエンジニアも相当に頭を悩ますF1エンジン~

同サイトのレポートによると、「AMG One」に搭載されるF1技術のノウハウを採用した排気量1.6L V型6気筒ターボチャージャーエンジンは、公道車両用として適合させるのはそう簡単ではなく、メルセデスベンツAMGのエンジニア陣も公道車両用のF1エンジンを過少評価していたとして、更なる再設計を要する可能性も示唆しているそうです。

環境性能面においても、メルセデスベンツが設定する最新の排出ガス量はもちろんのこと、欧州部門の排出ガス規格となるWLTP(Wolrd Harmonized Light Vehicle Test Procedure)も満足することが難しい状況にあるようです。

ただ、こうした中でもメルセデスベンツは、既にオーダーしている顧客に対して「システム総出力1,000hpを発揮する」ことを約束しているため、既に販売が遅れていることに加え、スペックまでもが劣化してしまうことは避けたいと考えているようですから、メルセデスベンツがどこまで短期間で解決策を見出すことができるのかが大きく注目されています。

~F1エンジンには大きく2つの課題がある~

そしてもう一つはエンジンの特性について。
これは以前ブログでもお伝えした通り、このモデルの開発で最も苦労していることの一つがF1エンジンの起動方法で、従来のF1カーでは外部スターターモータを使用して起動させているものの、これを「AMG One」に適用させるのは実用的ではないとして、オーダーメイドのスターターモータを開発する必要があると説明しています(つまりは、公道車両にエンジンスタートスイッチが無い?!)。

二つ目の問題点としては、その強力且つ高回転を実現する「エンジンの冷却方法」で、公道仕様モデルともなれば公道にて走行する際に渋滞に遭遇することがあるため、必ずストップ&ゴーを繰り返す場面が発生します。

このストップ&ゴーの繰り返しがエンジンに大きな負担をかけるそうで、そういった際にエンジンを冷却するための巨大なファンが無ければオーバーヒートする恐れもあり、更にはアイドリング時の回転数は5,000rpmにまで到達するとのことで、公道仕様にて認可されるアイドリングは1,200rpmで排出ガスをクリアする必要があるので、そのアイドリングをクリアするための改良が必要になるとのこと。

そう考えると、「AMG One」は公道仕様モデルでありながらも毎日運転することは非現実的であり、更にはメンテナンス面でも相当なコストがかかるとして、この辺りもまだまだ課題が残っているのだそうです。

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Reference:motor1.com