トヨタ・新型「RAV4」を意識したデザイン?フォードの中国市場向け・2020年OEMモデル「テリトリー」が南米でも販売スタートへ

2020-05-27

~どこかで見たことのあるSUVが南米にてデビュー!~

2018年に中国市場のみにて導入されたばかりとなるフォード・新型SUV「テリトリー(Ford Territory)」が、ブラジルとアルゼンチンの南米にて来年2020年に販売されることがわかりました。

今回販売される新型「テリトリー」は、中国のジョイントベンチャーパートナーである江鈴汽車(江陵)が開発したSUVモデル「Yusheng 330(馭勝S330)」をベースにしたOEMモデルで、フロントバッジやブランド固有のフロントグリル、新デザインのフロントバンパー以外は基本的に共通のパーツとなります。


~パッと見トヨタ・新型「RAV4」っぽくも見えるが?~

ただ、パッと見レベルではあるものの、フロントヘッドライトやフロントグリルの形状を見た感じ、トヨタ・新型「RAV4」をイメージさせるようなデザイン性を持っていることが確認できますが、それだけオフロード感とアグレッシブ感を両立させた「RAV4」のデザイン性と完成度は相当に高く、他社から模倣されるほどであることを証明する1台にもなっていますね。

コチラはフロント・リヤプロファイル。
元々は中国市場専売モデルではありましたが、外観の上質感はかなりレベルが高そう。
足もとのホイールデザインもクールですね。

こちらはリヤプロファイル。
レクサスのアンバークリスタルシャイン風のブラウンカラーが個性的で高級感に満ち溢れた色合いを持ちますが、リヤテールランプはどことなくトヨタ「ハリアー」っぽい感じ。

真後ろから見てみるとこんな感じ。
チープに見せないリヤアンダーバンパーのプラスチックの使い方は非常に上手いですね。

南米仕様にて販売される新型「テリトリー」に関する詳細な情報(エンジン・グレード・価格帯)は明らかにされていませんが、中国市場では排気量1.5L 直列4気筒ターボチャージャーエンジン(最高出力140hp)を搭載し、トランスミッションは6速MT/6速ATの何れかから選択が可能ですが、全く同じエンジンが採用されるかは今のところ不明なままとなっています。

なお駆動方式は前輪駆動(FF)のみが設定されるとのことですが、48Vのスターター/ジェネレーターを備えるマイルドハイブリッドを設定するかまでは判明していません。

その他の装備内容としては、ワイヤレススマートフォン充電や10インチタッチスクリーンインフォテイメントシステム、FordPassコネクトモデル、そしてアダプティブクルーズコントロール、ブライドスポットモニター、車線逸脱警報、パーキングアシスト、360°アラウンドビューシステムといった安全装備も標準装備されるとのことです。

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Reference:CARSCOOPS