ポルシェ・新型EV「タイカン(Taycan)」の世界初公開は9月4日(水)の日本時間22時から!改めてグレード別のスペックと価格帯をおさらいしてみよう

2020-05-27

~日本時間では22時から「タイカン」デビューショーを生配信!~

いよいよ9月4日(水)のワールドプレミアまで1か月を切ったポルシェ初のオールEVスポーツモデル「タイカン(Porsche Taycan)」。
世界初公開の模様は、ポルシェのライブストリーミング動画でも配信されるとのことで、詳細としてはドイツ時間の9月4日(水)15時からとなり、日本時間では同日22時からの配信となっています。

新型「タイカン」は、ドイツを始め中国やカナダといった主要市場でも同時にデビューするということですが、間違いなく発表前にリーク画像や情報が拡散されるでしょうね。


~既に先行予約は3万件近く、EVモデルとしては異例の大ヒットが約束された一台!~

なおこのモデルは、発表前であるにも関わらず既に3万件近くの先行予約が入っているそうで、納期も年内納車はほぼ不可能になっています(初期ロットは何とか年内納車する模様)。
全く新しい製造ラインで、これまでのポルシェにはない新しいラインが諸々と導入されることを考えると、生産性でのトラブルも多発するかもしれないですし、納期遅延の恐れも十分にありそうです。

気になる「タイカン」のスペックですが、搭載されるリチウムイオンバッテリの総容量は約90kWhで、テスラ「モデルS」の100kWhに近い数値となっていますが、ポルシェによれば”高速駆動と高速負荷の両方を可能とし、更には大容量バッテリによる重量増のデメリットを限りなく解消した軽量スポーツへと進化している”とコメントしています。

従ってパフォーマンスは相当に高いのことですが、具体的にはフル充電状態での航続可能距離は500km以上を実現し、800Vの高速充電により約15分程で80%近くまで充電が可能となっています。

~改めて新型「タイカン」のスペック等をおさらい~

なお、今回ラインナップされる「タイカン」のグレードですが、初回販売は以下の通り大きく3グレードがラインナップされる予定となっています。

①エントリーグレード「タイカン」
・80kWhのバッテリ搭載
・2基のモータ搭載(最高出力322hp~376hp)
・後輪駆動(RWD)
・約970万円

②中間グレード「タイカン・カレラ(Carrera)4S」
・96kWhのバッテリ搭載
・四輪駆動(AWD)
・最高出力429hp~483hp
・970万円以上

③上位グレード「タイカン・ターボ(Turbo)」
・96kWhのバッテリ搭載
・四輪駆動(AWD)
・最高出力600hp/最大トルク880Nm
・約10秒間のオーバーブーストウィンドウによって最大トルク1,000Nm発揮
・約1,600万円

その他気になる仕様は以下の通り。

・航続可能距離は515km(WLTP規格より)
・2速トランスミッション
・フロントアクスルに最高出力215hp/最大トルク300Nm
・リヤアクスルに最高出力402hp/最大トルク551Nm
・モータ最高回転数は16,000rpm
・0-100km/hの加速時間3.2秒
・0-200km/hの加速時間10秒未満
・最高時速261km/h(バッテリ加熱無し)
・装備重量は2,095kg
・エアサスペンション搭載
・ハンドルにて回生制動力を制御
・リチウムバッテリはLG Chem製(408個のポーチ型電池搭載、34このモジュールにて構成)
・96kWhのバッテリパック重量は650kg

[今後の予定]
・最高出力724hpを発揮する四輪駆動(AWD)モデルの「タイカン・ターボS(Turbo S)」をラインナップ予定
・ライトウェイトな後輪駆動(RWD)モデルとして「タイカンGTS」をラインナップ予定

なお、ポルシェ「タイカン」並びにそれに関連する派生モデルを生産目標は、年間約4万台とのことで、既に先行予約を受け付けている3万台は9月発表前に生産に取り掛かると思われ、初期ロットモデルに関しては早くとも年内には納車されるのではないかと予想されています。

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Reference:motor1.com