【まだ死んじゃいない!】パガーニは2026年までAMG製V12ツインターボエンジンを継続して使用する模様。更にSUVモデルのラインナップも検討中
~パガーニはまだまだ内燃機関エンジンだけを採用していくつもりだ~
来月より開催されるフランクフルトモーターショー2019のプライベートイベントにて、ランボルギーニは遂に初めてとなるハイブリッドハイパーカーを発表し、更にフェラーリは今後電気モータを組合わせたV8&V6ツインターボエンジンを発表するなど、続々と100%内燃機関エンジンのみを搭載したモデルを無くしていく考えを示しています。
その中でも、特に内燃機関を長らく採用してきた小規模生産メーカ・パガーニは、ハイブリッドモデルではなく100%電気自動車の開発に注力していくと発表済みですが、現在採用しているAMG製V型12気筒ツインターボエンジンの採用期間を、2026年まで継続していく可能性が高いことが判明しました。
~決してAMGとの提携期間が満了するわけではなく、あくまでもEVモデルを発売するまでのつなぎに過ぎない~
これは自動車ニュースサイトAutocarが、パガーニCEOであるオラチオ・パガーニ氏にインタビューした際に明らかになったことですが、AMGが段階的にV型12気筒ツインターボエンジンを廃止したとしても、パガーニもそれに合わせて同エンジンを廃止することは全く考えていないとのことです。
尚、パガーニが次に発売する予定の「ウアイラ」の置き換えモデル(コードネームC10)にも、引き続きAMG製V型12気筒ツインターボエンジンが使用されるそうで、ハイブリッドエンジンの採用は無く、これまで通り電気自動車メーカへと移行する考えは変わっていないとのこと。
~何とパガーニはSUVのラインナップを検討中~
ちなみに、2025年以降のパガーニの計画には、これまでのプラットフォームやデザイン性が大きく異なる可能性があるとして、更にSUVモデルも検討しているとのことから、大きくブランドイメージが変わると同時にブガッティのような方向性へとシフトしていく可能性も十分に考えられそう。
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~どうしてパガーニはハイブリッドモデルを採用しないのか?~
あと、これは余談ではあるものの、オラチオ・パガーニ氏がハイブリッドエンジンを採用しない理由として、彼はポルシェ「918スパイダー」を所有しており、併せて次期モデルの開発のヒントにもしているようで、フルエレクトリックモードで約25kmしか走行できないうえに、バッテリーが不足したら約300kgものバッテリーは最早無駄な荷物でしかないと懸念。
上記のような理由から、オラチオ・パガーニ氏は、オールエレクトリックモデルが軽量且つパワフルな個体であることを認識しており、加えて手動ギヤボックスを備えたEVモデルについては、新しくEV研究開発に専念する部門に任務を任せているとのこと。
パガーニは、常に燃焼エンジンのオプションがあると説明しており、開発に伴ってパワーよりも軽量化に重点を置いており、もちろんパガーニとメルセデスベンツAMGとの技術的関係性が解除されるのではなく、次世代のEVユニット開発に向けて引続き提携していくと言われています。
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Reference:motor1.com